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第一幕

 妖艶な笑みを浮かべ、女神は黒髪の少女に言った。


「全てに復讐するのなら、助けてあげる」


退屈していた女神は、新しい暇潰しを見つけ嬉しそうに顔を歪ませた。私を楽しませてくれるなら、願いを叶えてあげると。

少女は戸惑いながらも意を決して、その手を取った。女神は満足そうに言う。


「あまりにも退屈だったら、いつでも観客席を立つからね」


これは少女の願いを叶え続ける物語。

そして女神の為の用意した演劇。

タイトルは、復讐劇。


微笑、艶笑、苦笑、嘲笑そして歓笑。

最後に浮かべるのはどれだ?


「貴女が不幸を招いたのは、その(かしこ)さのせい。

そして貴女を救うのも、その(さか)しさ故よ」


女神は高らかに(わら)う。


さぁ、復讐劇の始まりよ、と。

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