表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
YELLOW  作者: 銀蜘蛛
7/8

Present 4

そいつは倫護の肩まで喰らうと満足とばかりに落ち着いた。

するとそいつは触手状の形から倫護の腕へと姿を変えた。


「かわいいものだろ? その蟲は喰った部分に模して通常どうり生活できるんだ……っと、聞いてないか」


倫護は痛みとショックで気絶していた。

そんな倫護を見てルナはため息をついた。


「仕方ない。また改めて説明しにいくか」










再び目をあけると倫護は自分の部屋にいた。

倫護はベットに座っていて目の前にはルナがいる。


「気分はどうだ?」


ルナが近づいて倫護に手を伸ばしたが倫護はその手を弾いた。


「触るな!!」


倫護は震えながら自分の手を見ていた。


「…信じられないだろうがすべて真実だ。お前の腕は蟲に喰われて……」


「やめろ!! うるさい!俺の腕は…俺の腕を返せ!!」


ルナは錯乱している倫護をそっと抱いてやった。


「大丈夫だ。なにも心配いらない…なにも…」


ルナは倫護の震えが止まって落ち着くまでそうしていた。


ルナはとても温かくていい匂いがした。






ようやく落ち着いた倫護は自分がルナに抱き締められていることが急に恥ずかしくなり、ルナを突き飛ばした。

ルナは、キャッ、と言って倒れた。


「ひどいものだな。いきなり突き飛ばすことないだろ」


顔を真っ赤になっている倫護を見てルナはクスクス笑って、うぶだな、とつぶやいた。


「うるせぇ、て言うかお前は何しに着たんだよ」


誤魔化すため倫護は必死に話題を変えた。


「おお、そうだった。お前にプレゼントがある。それとこの前の説明だ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ