【キャラクター紹介(ネタバレ注意)】
※軽くネタバレを含みますので、ご注意ください。
アルム・ファウスト(初登場→1話)
主人公。元は戦災孤児であったが10歳の時に錬金術師のクライヴに拾われ、以降は彼の工房のあるオニークスで生活しながら錬金術を学ぶ。後に領主ラッセルハイム伯爵の一人娘であるシルヴィアと恋仲になるが、生まれつき病弱であったシルヴィアはアルムが17歳の時に他界。
シルヴィアを蘇らせる為に禁術とされる死者の蘇生を行った事により、大罪人として国から追われる身となってしまう。
戦闘での使用武器は刀。鍔の代わりにアルムが自作した装置が取り付けられており、そこに専用のカートリッジを差し込むことで刀身に熱や電流を纏わせて戦う。他にも左手のアルケミーグローブを用いた錬金術によって敵の武器や鎧を錆びつかせる、水を沸騰させたり逆に凍らせるといった事も可能。
イオン(初登場→16話)
アルムがシルヴィアを蘇らせる為に行った実験により生まれたホムンクルス。イオンという名も彼によって名付けられたもの。容姿は何から何まで生前のシルヴィアと瓜二つであるが、あくまでもホムンクルスであるため生前のシルヴィアの記憶などは一切なく、生まれたばかりのため感情も赤子同然の様子。
ホムンクルスであるが故に、主であるアルムの命令には忠実。一方でやや天然気味な部分があり、悪意のない毒を吐くこともしばしば。
力はあまり強くないが、投擲ナイフを投げれば恐ろしい程の精度を発揮する。本人曰く、アルムに当てろと言われれば当てるだけ、とのこと。
ミラ・イプスウィッチ(初登場→14話)
魔法の国アトランドでも類稀なる魔法の才能を持ち、天才と称されているネクロマンサー。大の甘党で、知らない街を仕事で訪れては名物のスイーツを食べ歩いている。ただし食レポの才能は微妙。また、オシャレにも常に気を使っており、服や装飾品が汚れるような仕事は露骨に嫌がる。
明朗快活で人懐っこい反面、ネクロマンサーという職業柄か人の生死や戦争については非常にシビアな考え方の持ち主であり、命を軽々しく扱う人間を嫌悪している。
戦闘では様々な属性の魔法を用いて戦う他、死霊術によって死霊やゾンビを呼び出し、自身の代わりに戦わせることもできる。
シルヴィア・エル・ラッセルハイム(初登場→2話)
オニークス領主ラッセルハイム伯爵の一人娘であり、アルムの恋人。生まれつき身体が弱く、普段は屋敷のベッドの上で過ごしている。屋敷に遊びに来るアルムから街の外の話を聞くのを何よりも楽しみにしており、また彼とは自分の病気をいつか錬金術で治してもらうという約束を交わしていた。
以前から医者には20歳まで生きるのは難しいと言われており、18歳になって間もない頃に病状が悪化。そのまま還らぬ人となる。
クライヴ・チャーチ(本編未登場、名前のみ)
錬金術師であり、アルムの師匠。アルムの父親とは顔見知りであり、戦火で両親を失ったアルムを引き取って育てた。
元は遠くの街の出身であるが、40歳の時にオニークスに流れ着きそれ以降は街に居着いて錬金術の工房を営んでいた。錬金術師としては決して高名な人物ではなかったが、真摯な態度と仕事ぶりから街の人々からの信頼は厚かった模様。
劇中では既に故人であり、アルムが16歳の時に病で亡くなった。享年64歳。