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魔人を倒して  作者: みき はるか
黒髪の女性と魔人
3/32

宿屋にて

短いです

次の日は天気であった。とてもすばらしいことである。この体に残ってる疲労を無視すればの話だが。

「あー、だるい、っともうこんな時間か」

太陽を見てみればもう10時あたりを過ぎていると思われた。

同室にいるはずの、同期の騎士見習いのアルドがいないことも含んで考えれば、この状況は非常にまずいと思われた。

「急いで食堂に行かないと朝飯がぬきになっちまう!」

それだけは避けるべき事態であった。

そなえつけの食堂は11時には昼ご飯の時間になりひとでまたごった返すことになる。

もし遅れてしまいその混雑を抜けて食事にありつく頃にはきっと腹が背中とくっつくことになってしまうであろう。

「いそいで向かおうそうしよう」

そして急いだ結果、ウォルターは朝食にありつくことができた。

そしてその朝食の途中に昨日の伝言してくれと頼んだ宿屋からの使いがきた。

すこし待たせることになったが、銅貨を渡しておいたのでへいきであろう。そうだろう。

そうして、宿屋にウォルターは向かった。向かったのだが道中で使いの小僧からきいた黒髪の女性の話を聞いて憂鬱になった。

「記憶喪失..か。何も覚えてないのか?」

小僧はこう返した

「はい、何を聞いてもわからないとしか言ってくれなくて。自分の名前すらわからないというんですよ!困っちゃってもう。そして何度も魔人を倒して欲しいって懇願するんですよ。自分のことすらわからない人の言うことなんてどこまでほんとかもわかったもんじゃないでしょう」


「そうだなあ、ありがとう。とりあえず宿に行って俺が話を聞いてみるよ。」


「そうしてもらえるとありがたいです。とても必死に訴えかけてくるので無碍にすることもできなくて、みんな困ってるんですよ」

そうして女性が記憶がないということをききながら宿屋についたウォルターは、割と落ち着いて香茶をのんでる黒髪の女性を見て、こんなものかっとおもって声をかけてみた。

「やあ、こんにちは、私は今はただの見習いの騎士であるウォルター・ラモンドだ。ウォルターとよんでくれていいよ」

女性は申し訳なさそうにこう返した

「えーとウォルターさん。はじめまして、私も名前を名乗りたいのですがあいにくと記憶がないので名前をなることができないのです」


「ああ、大丈夫です。事情はきいています」

女性のほうからいぶかしむ気配がしてきたのであわててこう付け加えた。

「昨日森で気絶していたあなたをここまで運んできたんですよ、私が」

「あら、あなたが私をここに運んできてくれたんですか。ありがとうございます」

ウォルターは宿の主人をにらんだ。なんで名前くらいいっておかないんだっという抗議の目線である。

そしたら宿の主人は話をそらすために調子のいいことを話し始めた。

「この騎士ウォルター・ラモンド様はとてもすばらしくて正義感にあふれる義理堅くてで慈悲深い方です!」

「きっとあなたの悩みもこの騎士様が解決してくれますよ!!」

ウォルターはその話の流れに乗ることにした。ちょうどよかったからである。

「ああ、そうだお嬢さん、君の話詳しく話してくれないか?っていっても記憶がないだろうからそこまで詳しいことはいえないだろうけど」

驚いたのは宿の主人で、黒髪の女性はうれしそうな顔をして、宿のロビー兼食事場にいたほかの客や小僧などはとても尊敬した目でウォルターを見つめた。

「すばらしい騎士さまだ」「騎士様はこまってるひとをみすてないんだあ」「あんな立派な人になろう!」

ウォルターの株はこの瞬間に上昇しまくった。

黒髪の女性はこれまでの人とは違ってこちらの話を聞いてくれる人を見つけたため、とてもうれしそうに、話を始めた。

「魔人を倒して欲しいんです!」

ウォルターは内心ほくそ笑みながら続きをうながした。

「魔人か、それは大変だな、それで?」

黒髪の女性うれしそうにこう告げた。

「終わりです!」

ウォルターは天井を仰いだ。

誤字脱字はあったら補完してよんでくださいな

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