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追放令嬢はゲーム知識と生活魔法でダンジョンを攻略する ~もふもふな相棒と始める、自由気ままな冒険者ライフ~  作者: 速水静香
第二章:湿地の迷宮

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第十話:平日DIYは、冒険者の嗜みです

 冒険者ギルドを揺るがしたあの一件から、一夜が明けた。

 私はいつもお世話になっている宿屋の、ふかふかのベッドの上で目を覚ました。窓の隙間から差し込む朝の光が、部屋の中の埃をきらきらと照らし出している。

 いつもと同じ朝のはずなのに、何かが決定的に違っていた。


「…………」


 私はゆっくりと寝返りを打つ。

 視線の先、ベッドの脇に置かれた椅子の上には、昨日手に入れたあの革袋がずしりとした存在感を放っていた。月並みな表現だけれど、袋がはち切れんばかりに金貨が詰め込まれている。

 あれが全部、私のお金。

 私とフェンのための、未来のお金。


(……夢じゃ、なかったのね)


 まだどこか、ふわふわとした感覚。

 まるでレベル上げをしすぎて、一気にステータスがカンストしてしまったゲームのキャラクターみたいな気分だ。昨日までの私とはもう違う。

 私はベッドから抜け出すと、その革袋をよいしょと持ち上げてみた。

 重い。

 物理的な重さだけじゃない。そこには私たちの夢と、これからの生活の確かな重みが詰まっているようだった。


「くぅん……?」


 私の足元で、ベッドの上で丸くなっていたフェンがむくりと顔を上げた。まだ眠たいのか大きなあくびを一つして、不思議そうにこちらを見上げている。


「おはよう、フェン。よく眠れた?」


「わふん」


 彼はこくりと頷くとベッドから軽やかに飛び降り、私の足にすりと体を寄せてきた。

 私はそんな彼の頭を優しく撫でながら、窓の外に広がるフロンティアの街並みを眺めた。


「さて、と」


 私はにやりと口の端を吊り上げた。

 冒険者としてのランクも上がった。活動資金も有り余るほど手に入った。

 次なる冒険へ……と、その前に。

 私たちにはやらなければならない、もっともっと大切なことがある。


「行こうか、フェン! 今日は私たちのお城を探しに行くわよ!」


 そう、お城だ。

 これから始まる、私たちの新しい生活の拠点。

 最高の我が家を手に入れるために向かうのだ。


「わんっ!?」


 私の高らかな宣言に、フェンが、どこか間の抜けた声を上げた。




「それで、お客様のご希望は、と……」


 街の中央広場から少し脇道に入ったところにある、こぢんまりとした不動産屋。そのカウンターの向こうで、人の良さそうな小太りのおじさんが羽ペンを片手に、にこにこと私に尋ねてきた。


「ええ。家を探していますの。私とこの子が一匹、のびのびと暮らせるくらいの家を」


「わふん!」


 私の隣で、フェンがお行儀よくお座りをしながら自己紹介のように一声鳴いた。

 不動産屋のおじさんはフェンの賢そうな様子に「ほう」と感心したように目を細め、手元の羊皮紙に何やら書き込み始めた。


「なるほどなるほど。お一人と、従魔が一匹ですな。でしたらそうですねえ……街の中心部から少し離れたところにある、手頃な一軒家なんていかがでしょう? 日当たりも良いですし、裏手には小さな家庭菜園くらいのスペースもありますよ」


「庭はどのくらいの広さがありますか?」


「ええと、庭ですか? そうですねえ、馬をつないでおけるくらいの広さは十分に……」


「却下ですわ」


「へっ?」


 私のあまりにも素早い返答に、おじさんはぽかんとした顔になった。


「もっと、もっと庭が広くないとダメです。この子が全力で走り回っても、息が切れてしまうくらいの広さが最低条件ですわ」


「ぜ、全力で走り回れる庭……ですか……」


 おじさんの額にじわりと汗が滲む。

 そりゃそうだろう。辺境の街でそんな貴族の屋敷みたいな条件を出す客など、滅多にいないに違いない。


「う、ううむ……。でしたら、街の南門の近くにある物件など……。あそこは元々、裕福な商人の別宅だった場所でして、庭もそれなりに手入れがされていて……」


「広さは?」


「馬車が三台は、ゆうに置けるかと……」


「足りませんわね」


「……」


 おじさんの顔からだんだんと笑顔が消えていく。

 その後も彼はいくつかの物件を提案してくれたけれど、私の『庭の広さ』というただ一点の、しかし絶対に譲れない条件をクリアできるものは一つもなかった。


(やっぱり普通の物件じゃダメか……。こうなったら土地だけ買って、一から家を建てるしかないかしら……? いや、でもそれだと時間がかかりすぎる……)


 私がうーんと腕を組んで考え込んでいると、それまで黙り込んでいた不動産屋のおじさんが何かを思い出したように、ぽんと手を打った。


「……あ、そうだ」


 彼はどこか言いにくそうに、もじもじとしながら口を開いた。


「一つだけ……お客様のご希望に限りなく近い物件が、なくもないのですが……。ただ、その、色々と訳ありでして……」


「訳あり?」


 その言葉に、私のゲーマーとしての勘がぴくんと反応した。

 訳あり物件。

 ゲームなら何か面白いイベントが隠されていたり、実はすごいお宝が眠っていたりするお決まりのパターンだ。


「ええ、ぜひその物件について詳しくお聞かせくださいな」


 私の目が好奇心でらんらんと輝き始めたのを見て、おじさんは観念したように重い口を開いた。

 彼が語ってくれたのは、こんな話だった。

 その家は、街の西の外れ、森との境目あたりに建っている古い一軒家。持ち主だった老人が亡くなってから、もう何年も買い手がついていない。

 家は古くあちこちが傷んでいて、お世辞にも住み心地が良いとは言えない。

 そして何よりの問題は、その広すぎる庭。あまりに広すぎて手入れが行き届かず、今ではすっかり雑草だらけの荒れ放題の土地になっている。

 おまけに、夜になると森から魔物や獣が紛れ込んでくることもあるらしく、治安もあまり良くない。

 そんな、マイナス要素の塊みたいな物件。

 誰もが見向きもしない、売れ残りの家。


 けれど。


 その説明を聞き終えた私の心は、完全に決まっていた。


「……素晴らしい」


「へ?」


「素晴らしいじゃありませんか! その物件、まさに私が探し求めていた理想の家ですわ!」


 家が古い? 問題ない。魔法でリフォームすればいい。

 庭が荒れ放題? 望むところだ。好きなように作り変えられる。

 魔物が出てくる? ちょうどいい。フェンの運動相手になってもらおう。

 私にとっては、デメリットがすべて最高のメリットにしか聞こえなかった。


「あ、あの……本気ですか……?」


「ええ、もちろん。早速見に行きたいのですけれど、ご案内いただけますか?」


 唖然とするおじさんを急かし、私たちはその『訳あり物件』へと向かうことになったのだった。



 その家は、確かにおじさんの言った通り、街の中心部からかなり離れた西の森に隣接する場所にぽつんと建っていた。

 周りには他の家もなく少し寂しい雰囲気はあるけれど、その分日当たりは最高だ。さんさんと降り注ぐ太陽の光が、家の周りの木々をきらきらと輝かせている。

 問題の建物は、石と木でできた二階建ての一軒家だった。

 屋根瓦は何枚か割れていて壁には蔦が絡まり、窓ガラスにはひびが入っている。ペンキの剥げた木の扉は見るからに傾いていて、立て付けが悪そうだ。

 おじさんが、ぎぃと錆びついた音を立ててその扉を開けると、中からかびと埃が混じったような、むわりとした空気が流れ出してきた。


「どうぞ……。中は長年誰も入っていませんでしたから、ひどい有様ですが……」


 おじさんに促され、私たちはそろそろと家の中へと足を踏み入れた。

 床は一歩踏み出すごとに、みしりと不安な音を立てる。壁にはあちこちに蜘蛛の巣が張っていて、家具はほこりをかぶった白い布で覆われていた。

 確かにこのままでは、とてもじゃないが住めそうにない。普通の買い手ならこの時点で顔をしかめて帰ってしまうだろう。


「……それで、問題の庭というのはどちらですの?」


「あ、はい。こちらの裏口から……」


 おじさんに案内されるまま、私たちは家の裏手へと回った。

 そして、その先に広がっていた光景に、私は思わず息をのんだ。


「…………広い」


 そこにあったのは、庭というよりも、もはや小さな草原だった。

 見渡す限り地平線の先まで……というのは少し大げさだけれど、少なくとも私がこれまで見てきたどんな屋敷の庭よりも、ずっと、ずっと広大な土地がどこまでも広がっていた。

 背の高い雑草が風に吹かれて、緑色のさざ波のようにざわざわと揺れている。

 その向こうには、深い森の緑が壁のように続いている。


 その、圧倒的なまでの開放感。


 その瞬間だった。

 それまで私の隣で、おとなしく様子をうかがっていたフェンが、まるで号砲でも聞いたかのように矢のように駆け出したのだ。


「わんっ!」


 一声高く吠えると、彼は雑草の海の中へとその銀色の体を躍らせた。

 彼は、走る。走る。走る。

 誰に遠慮することもなく、何にも縛られることなく、ただ心の赴くままに。

 水を得た魚という言葉があるけれど、今の彼はまさに大地を得た獣だった。

 嬉しくて、楽しくて、たまらない。

 その全身からそんな喜びの感情が爆発するようにあふれ出しているのが、遠くからでもはっきりと分かった。


 その姿を見て、私の心も決まった。


「……おじさん」


「は、はいっ」


「この家、買いますわ」


 私は即決だった。

 私のあまりにも迷いのない言葉に、おじさんは「ええっ!?」と今日一番の大きな声を上げた。


「い、いいのですか!? こんな、ぼろぼろの家を……!?」


「ええ。家は直せばいいのです。でもこの庭は、お金を出してもそう簡単には手に入りませんから」


 私は草原の真ん中で嬉しそうに駆け回るフェンの姿から目を離さないまま、きっぱりとそう言った。

 彼があんなに幸せそうな顔をしている。

 それだけで、私にとっては、この家を買う十分すぎる理由になった。


「代金は今、ここでお支払いしますわ」


 私は革袋から金貨を惜しげもなく取り出し、おじさんの目の前に差し出した。

 きらきらと輝く金貨の山を前に、おじさんはもう何も言えなくなってしまったようだった。

 こうして私たちは、あっけないほど簡単に念願のマイホームを手に入れることになったのだった。



 不動産屋のおじさんと別れ、家の鍵を受け取ったその日の午後。

 私は早速、この古びた我が家の大リフォーム計画を開始することにした。

 業者を呼ぶ? 職人を雇う?

 いいえ、そんなものは必要ない。

 私にはどんな熟練の職人よりも頼りになる、最高の技術があるのだから。


「さあ、始めましょうか! 私とフェンのための、お城作りを!」


「わふん!」


 私の宣言に、庭で走り疲れて戻ってきたフェンが力強く応えてくれた。

 まずは家全体の、徹底的なお掃除からだ。


「積年の埃も汚れもカビも、全部まとめて吹き飛ばしてくれるわ! 風魔法『サイクロン・クリーン』!」


 私が両手を家の中心でぱんと合わせると、家全体を巻き込むようにして巨大な渦巻き状の風が発生した。その風は掃除機のように、床の埃、壁の蜘蛛の巣、天井の煤を根こそぎ吸い上げていく。

 そしてその風を、一気に窓から外へと解放する。

 ごおおおっという轟音と共に、真っ黒な埃の塊が竜巻のように空へと舞い上がっていった。


「よし、第一段階完了! 次は水拭きよ!」


 私は今度は水魔法を発動させる。

 近くの井戸から清らかな水を大量に汲み上げると、それを霧状にして家全体にまんべんなく散布した。そしてその水分を、汚れだけを絡め取るように操作して一滴残らず回収する。

 あっという間に、家中の床も壁もきゅっきゅと音が鳴りそうなほどぴかぴかになった。


「仕上げはこれね。『浄化』!」


 淡い光が家全体をふわりと包み込む。

 長年この家に染みついていた古びた匂い、カビの匂いがすうっと消え去り、代わりにまるで雨上がりの森のような清浄な空気が家中に満ちていく。


「ふう、お掃除完了! どう、フェン? 綺麗になったでしょう?」


「わふぅ……」


 フェンがくんくんと生まれ変わった我が家の匂いを嗅ぎながら、感心したようにほうとため息をついている。


「さあ、どんどん行くわよ! 次は修繕作業!」


 私は家の基礎部分に手をかざす。

 土魔法の応用。イメージはコンクリート打ちだ。

 地面の中の土の粒子を魔力でぎゅっと圧縮し、密度を高めて頑丈な岩盤へと作り変えていく。

 みしみしと音を立てていた床やひび割れのあった壁も同じ要領で、内部から補強していく。ガタついていた窓枠や扉を、魔力で正していく。そして、ぴたりと寸分の狂いもなくあるべき場所へと収まった。


「よし、これでバッチリね!」


 そして、いよいよメインイベント。

 水回りの設備工事だ。


「やっぱり、お風呂にはこだわりたいものよね……!」


 私は家の隅にあった古くて小さなシャワー室を魔法で跡形もなく解体すると、そこに新しい広々としたバスルームを作り始めた。

 土魔法でゆったりと足を伸ばせる、大きな浴槽の形を作る。

 水魔法で井戸から引いてきた水を常に清潔に保つ循環式の給水システムと、いつでも熱いお湯が出てくる魔法式の給湯システムを構築した。

 もちろん、シャワーだって完備だ。

 壁は水に強くてカビの生えにくい、滑らかな石材を魔法で生成して貼り付けた。


「完璧じゃない……!これなら毎日の冒険の疲れも、すっかり癒せるわ!」


 自画自賛しながら、私は最後に家の内装に取り掛かった。

 剥げかけていた壁紙は全て魔法で剥がし、代わりに温かみのあるクリーム色の土壁を薄く塗り直す。

 照明は生活魔法の『灯り』を応用して、部屋の隅々まで柔らかな光が届くように天井の数か所に設置した。魔力供給式だから、もちろん電気代はかからない。


 こうして、ほんの数時間で。

 誰もが見捨てたあの古びた廃屋は、新築ぴかぴかの夢のようなマイホームへと、その姿を完全に変えたのだった。



「……さて、と。最後はあなたのための場所よ、フェン」


 家の中のリフォームを終えた私は、裏口から広大な庭へと出た。

 フェンが今か今かと、尻尾をぱたぱたと揺らしながら私のことを見上げている。


「任せて。最高のドッグランを作ってあげるわ」


 私はにやりと笑うと、地面に両手をかざした。

 まずは土魔法で地面を深く深く耕していく。雑草の根も邪魔な石ころも全部土の奥深くへと埋めてしまい、表面をふかふかの柔らかな土だけにする。

 次に風魔法。

 どこからか良質な芝生の種だけを風に乗せて、この庭一面に運んでくる。

 そして水魔法。

 空に小さな雨雲を作り出し、しとしとと優しい雨を庭全体に降らせる。

 最後に、ほんの少しだけ生命力を活性化させる光の魔法を太陽の光に上乗せして、さんさんと降り注がせる。


 すると。


 さわさわさわ……。


 目の前で、信じられない光景が広がった。

 茶色かった地面から一斉に、緑色の小さな芽が顔を出す。

 その芽は見る見るうちにぐんぐんと伸びていき、あっという間に一面青々とした、美しい芝生の絨毯へと姿を変えたのだ。

 まるでビデオの早送りを見ているかのような、奇跡の光景。


「……はい、どうぞ。あなたの新しいお庭よ」


 私がそう言うと、フェンは一瞬だけ目の前の光景が信じられないといった顔で立ち尽くしていた。

 けれどすぐに我に返ると。


「わふーーーーーーーーーーんっ!!」


 今日一番の、喜びを全身で表現した雄叫びを上げた。

 そして彼は、駆けた。

 新しく生まれ変わったふかふかの芝生の上を、風のように。

 嬉しくて、嬉しくて、たまらない。

 その純粋な喜びの塊となって、銀色の弾丸は緑の絨毯の上をどこまでも、どこまでも走り続けた。

 私はそんな彼の姿を、家の裏口の階段に腰掛けて、ただ微笑みながら眺めていた。


(……ああ、この景色を見るために、私は頑張ってきたんだ)


 追放された、あの夜。

 全てを失ったと思った、あの瞬間。

 でも、間違っていた。

 私は何も、失ってなんかいなかった。

 むしろ、あの瞬間から私の本当の人生は始まったのだ。

 窮屈なドレスも息の詰まる作法も、もうない。

 ここにあるのはどこまでも広がる自由と、世界で一番大切な相棒と、そして誰にも邪魔されない私たちだけのお城。

 これ以上の幸せが、他にあるだろうか。


 その日の夜。

 私たちは新しい家の、新しいベッドで眠りについた。

 まだ真新しい木の匂いがする部屋。

 窓の外には月明かりに照らされて、銀色に輝く私たちの庭が広がっている。

 私の隣では、一日中走り回ってすっかり疲れ果てたフェンが、すーすーと幸せそうな寝息を立てていた。

 そのもふもふの温かい体に寄り添いながら、私はそっと彼の耳元で囁いた。


「ここが私たちの家よ、フェン。私たちの、冒険の拠点」


 これからどんな冒険が待っているんだろう。

 どんなダンジョンが、私たちを待ち構えているんだろう。

 でも、もう何も怖くはない。

 だって、私たちには帰る場所ができたのだから。

 最高の我が家という、何よりも心強いセーブポイントが。


 私の意識は、ゆっくりと穏やかな眠りの中へと落ちていった。


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