ep.2 ユニークジョブ
レベル上昇のアナウンスが終わった後、蓮はステータスを確認した。
「レベル54か。もうちょっと上がると思ってたんだがまあいいか。本命はこっちだし」
と表示される画面には
『ユニークミッション 弱き者の蛮勇をクリアしました!称号 弱き者の蛮勇を手に入れました!報酬が発生します!』
報酬一つ目はこの大剣『ドラゴンスレイヤー』
二つ目は特殊スキル『蛮勇』効果は自分より強い相手と戦うときのステータス高補正。自動発動型
本命は三つ目ドラゴンの卵これは本来オブジェクトだと思われているが違う。
「これがあれば俺の天職を手に入れることができる」
そして、アナウンスが響く
『ドラゴンの卵をレベル一の状態(現在レベルはノーカウント)で手に入れました。ドラゴンが孵化します』
すると卵にヒビが入り白い子供ドラゴンが生まれた。
『ドラゴンの孵化に成功しました。称号 天才孵化士を手に入れます!ユニークジョブテイマーを手に入れます!それに伴いスキルを手に入れます』
これが俺の一つ目の天職『テイマー』一見しょぼそうに見えるが俺はこれのおかげで百層をクリアしたと言っても過言じゃない。なぜなら
画面に表示されているスキルはテイマー専用スキル『テイミング』
効果はどんな生物でもテイミングできるようになる。
『テイム可能の対象がいます。対象 ホワイトドラゴン(特殊個体)をテイミングしますか?』
「YES」
『テイミングに成功しました。ホワイトドラゴン(特殊個体)名前をつけてください』
なら決まっている。ゲームの時と同じ
『スノウでよろしいですか?』
蓮はYESに手を当てた。
『名付けに伴いテイマー特殊スキル『自然に愛されし者』が発動します。個体名スノウが進化します』
するとスノウは輝く出し光が収まる頃には人形になっていた。
「はじめましてご主人様」
そこに立っていたのは白い髪を持つ碧眼の少女だった。
「うんはじめまして」
やっぱりはじめましてになっちゃうのか⋯
「後、俺は蓮。気軽に蓮って読んでくれ」
「分かった蓮。これからどうするの?」
「この森から脱出する」
とさっきまでいたところに魔法陣がでてきていた。
「あれで脱出できるはずだ。スノウ手を出して」
「うん」
その後二人の視界は真っ白になり、気がつけば少し町外れの場所に降ろされていた。
蓮の目の先に映るには、塔第一層にある始まりの街 シングラー。
「まずはあそこに向かうんだ」
蓮はスノウを連れて記念すべく第一歩を踏み出した。