毛糸
フィクションです
お試し書きです
あなたはよく僕のことを好きだと言う。
だから僕もそれに応える。
いっぱいいっぱい好きを言う。
あなたはそれに「なぁに?」と言うけれど、
たしかに優しい顔をする。
病院は嫌だけど、あなたはお菓子をくれるし
いつも同じ時間にいないことがあるけど、
その分いっぱい好きをくれる。
あなたが人を連れてきて、
付き合っている人と言った時はびっくりしたよ。
でも、きっとその人はあなたのことを
大事にしてくれる人だから。
幸せにしてもらうんだよ。
弟ができた。可愛い可愛い子。
ああ、とても小さくて、柔らかくて、脆い。
大事な人達の、大事な大切な子。
大丈夫、僕が守るからね。
…あぁ、おはよう。
ごめんね、最近はお腹が空かなくて。
…うん、なんだか、とても眠いの。
…そんなに泣かないで。大丈夫、大丈夫だよ。
…おやすみ、僕の愛しい家族。
猫ちゃん視点の一生みたいな感じで書いてみました。
猫ちゃん可愛いけどいつかお別れが来てしまうのできっと私だったら覚悟できないなぁって思いまして。
猫カフェに…行くしか…