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《第二章完結》世界が静かになっても君の羅列と耳障りな雑音《ノイズ》は消えなくて  作者: 三愛 紫月
第二章 悲しみと新しい日常

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side 琴葉

「ごめんなさいね。春樹君」

「気にしないで下さい」

「そうは言っても……手首まで切れたって」

「これは、俺が勝手にした事なので琴葉さんには言わないでください」

「そんな訳にはいかないよ。娘が君を傷つけたんだ」

「そうよ。春樹君。私達が琴葉の代わりに慰謝料をお支払いします」

「ほんとに気にしないでください。慰謝料なんて大丈夫です。琴葉さんに怪我がなかっただけで。俺は、十分ですから」

「本当に申し訳ない」

「本当に気にしないでください。琴葉さんと一緒に住んでいながら挨拶もせずにすみませんでした。俺は、外にいますので……」


私は、春樹に何をしたの……。

ゆっくりと目を開けるとお母さんとお父さんがいた。



「琴葉、わかる?お父さん、琴葉が……」

「今、お医者さんを呼んでくる」

「お母さん……私は、春樹に……」

「琴葉、大丈夫か?よかった」

「春樹……私、春樹に……」

「気にしないでいいから。無茶するからだよ。よかった。本当によかった」

「ありがとう、春樹君」

「南川琴葉さんわかりますか?」

「はい」


お医者さんがやってきて、色々声をかけられて……。

それに疲れて、私はまた眠ってしまった。

いったい春樹に何をしたのか思い出せなくて……。

目が覚めたら、必ず聞こうと思いながら、ゆっくり眠った。

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