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side 琴葉
あれから、3ヶ月は流れるように過ぎた。
あの日、ミートスパゲッティを口に入れて拒絶した私の体は……。
あの日から、固形物を受け付けなくなった。
「1食分のエネルギーとは書いてるけど……。琴葉、痩せたよね。スープぐらいなら、食べられる?」
「いいよ。春樹も忙しいんだし」
「そんな事してると仕事場で倒れちゃうよ」
「大丈夫、大丈夫、心配しすぎだって」
春樹は、心配してくれていたけど……。
私は、その心配を跳ね除けて仕事に没頭した。
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「琴葉、無理してない?」
「大丈夫だって、春樹は……」
視界がくるりと反転する。
何だろう……。
ふわふわする。
「琴葉、危ない」
薄れゆく意識の中。
春樹の声が響く。




