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《第二章完結》世界が静かになっても君の羅列と耳障りな雑音《ノイズ》は消えなくて  作者: 三愛 紫月
第二章 悲しみと新しい日常

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君を愛していました。

第二章は、こちらの音の言葉から始まります。

二人は、完全に『別れ』を選びました。

だけど、本当はあの時。


本当は、あの時「ありがとう」って言いたかったんだ。


だけど、俺は酷い言い方をして君を傷つけてしまった。


あの時の俺は君を傷つけなくちゃ、自分を保っていられないぐらいだったんだと思う。


でも、そんな事関係ないよね。


あの瞬間に「ありがとう」って言えなかったんだから……。


今さら、何を言ったって言い訳にしかならないだろ?



「音には、笑っていて欲しい」


あの日の君の声が、頭の中に響く。


今の俺は、幸せなふりをするのが精一杯なんだ。


もしも、もう一度会えるなら……。

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