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異世界に転職するなら  作者: どるき
ケースNo.2 及川小次郎
9/29

プロローグ

 あの味が食べたい。

 病床に伏す大富豪が弱々しい声で呟く。

 この人物は日本の山奥に住んでおり、若い頃に作ったコネクションを元に財を築いた人間だった。

 そんな彼が懇願する最後の晩餐。

 それを作れる人間は、日本はおろかこの世界に今は存在していない。


「あるものを用意していただければ、お望みの料理を作れる人間を探してきましょう」


 そんな彼に語りかける聞き覚えがある天の声。

 朦朧とした意識が生み出した幻聴かもしれないその声に、彼は律儀に応えた。

 彼の名は及川竹造。

 かつて、とある神に仕えた後に、資産と人脈を蓄えて、政界のフィクサーとして一時代を築いた男である。

 今は見る影のない彼に話を持ちかけたのは転職の神ブラフマン。

 ブラフマンが動くということは、フェイトの仕事の時間である。

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