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勇者にする? 魔王にする? それとも……お料理?  作者: 白米広重
第二章・刀刃帝と獄炎帝
39/56

試練とミウ 後

~前回のあらすじ~

 ミウはウルーナに転移させられたが、魔力も体力残りがピンチ! しかし、そんななかでも魔物を追いつめ勝負は決まったはずだった。でも、魔物はその一撃を回避、空を飛びながら自らを六柱だと名乗ったのだった。


 長くなりすぎました……

「六柱?」

「ええ」


 ああ、確か、チチシロが言ってた蜘蛛男と、あのスライム……名前は――今はそんな事いいか。とにかく、あれらと同じような存在ということだろう。でも、あのスライムと同じ、ねえ……


「にしては、随分と倒しやすそうね」

「……まあ否定はしません。私は六柱の中で最弱ですからね」

「ふん、情けな――」

「ですが、他の六柱は私に勝てません」

「……言ってることが矛盾してる――」

「してません」


 ……全く、イラつかせてくれるわ。もっとはっきりと言いたいことを言いなさいよ! そんなうだうだうだうだ遠回しに言わずに!


「わからないわね、最弱なのに勝てないってどういうことなのか」


 と、思いつつも私はこの無為な会話に応じるしかない。なぜならロクサムは飛んでいるから。私の攻撃のギリギリ届かないところにいるのだ。こうなってしまっては相手の出方次第……いつの間にか主導権を握られている。


「……ルーツディッツは魔力に、グロムデュラムは力に、ズラガルドは速さに、エドヴィルは耐久に、マーズは守りに、それぞれ秀でています」


 いや、知らないけど。


「そう、じゃああなたは?」

「私は知力に秀でています。故に、私に勝つことは出来ないのです」


 正直、あっそ。って感じだし、そろそろここから出てヨウを探さないと気がおかしくなりそうだわ。今はどうにかあいつを引きずり落とさないと。


「私を引きずり落とすのは無理ですよ。今のあなたの状態ならなおさら」


 ビクッと、一瞬身体が硬直する。思ったことへの返答がタイミングばっちりすぎたからだ。

 なによ驚かしてくれちゃって……てっきり――


「心を読まれたかと思った、ですか?」


 ――え、


「な、なんで――」

「これも私の力の一つでして、神通力の一環ですよ」


 な、なんだこいつ……急に態度が――


「変わったでしょう? 先ほどまでの私はさぞかしイラつく言動だったでしょう? あなたにとってはね。そうすれば、怒りに任せて魔力を無駄遣いしてくれるかと思いましたので」


 先ほどまでのビクついた表情は何処へやら、今度は無表情に淡々とこちらのペースを乱してくる。……ダメだ。このトラッシュトークに流されてはいけない。ああやってこちらの息を乱すのが狙いなのだろう。ここは冷静に、冷静に――


「ほお、そこらへんは流石に気がつ――」

「――なれるわけないでしょうが!」


 こっちはただでさえヨウの安否が不明でイライラしているのだ! 我慢できるわけがない!


「――いていてなお、怒りに身を任せますか」

「私って短気なの。それに――」

「うん? まだ私を倒す気ですか? ……まあ確かに、余裕ぶっこいている今の私を倒せたら爽快でしょうが――」

「今の私の魔力量じゃ無理だと? ふふ、あはは! そうね! 確かにそうだわ!」

「何をする気なんです?」

「んふふ。あらあら、私の考えは全てオミトオシなんでしょう?」

「だからこそですよ」


 ふふふ、ああそうだ。わかるはずもない。なんたって、私ですらわからないのだから。

 でも……感じる、一筋の可能性を。


「まあ、どうしてくれるのか見ものです」


 そういってロクサムは翼を大きくはためかせ、その翼に生える漆黒の羽根を器用に飛ばしてくる。


「そんなんは効かないわ!」


 私はそれを鎌で弾く。が、全てを完全に防ぐことは出来ない。いくつかは私の身体に突き刺さる。


「こんなもの――痛ッ!」


 腕に刺さったそれを力任せに引き抜く――と、羽根だけでなく肉が持っていかれる。予想外の痛みに顔をしかめつつ、まだ血の滴る羽根の根本を見ると、肉片から何か飛び出ている。|


「これは……かえし《・・・》?」

「御明察」


 羽根の先端部はイガイガした突起物が生えており、それが私の肉を持って行った犯人だ。しかし、鎌で弾いたものにはそれはついておらず、刺さってから形状が変わったのだろうと予想された。


「いちいちネチネチした戦法を取ってくるわね」


 でも、それなら抜かなければいいだけ!

 

「本当に抜かなくていいんですか?」

「何を――!?」


 再び迫りくる羽根を弾くとき、ようやく異変に気が付く。


 身体が――重い!?


 鎌は思うように動かず、足もよたつく。そんな異常にいきなり気が付いた状態では避けられるはずもなく、一回目とは比較にならない量の羽根が身体に生える。


「なんで――!」


 毒でも仕込まれてるの!? と思ったが違った。この羽根は――


「そう。その羽根は生きている。あなたの血液をはじめとする、生命エネルギーを糧として成長する――『血吸いの羽根』。私の自慢の力です」


 またも、私の思考を先読みして回答するロクサム。しかし、羽根は説明通り確かに成長している。毛の部分が伸びているし、大切な何かを吸われている感覚が微弱ながらもあるのだ。もはや、一回目に刺さった羽根は二回目の物と比べても見間違えようのないほど大きく成長・・していた。


「くっそ、なんなのよこれは!」

「悪いですが、休ませるわけにはいきません」


 言葉通り、ロクサムは黒い羽根を矢継ぎ早に飛ばしてくる。そのたび、二回目ほどではないにしろ私には羽根が突き刺さる。

 このままではジリ貧だ……もう、一発逆転を狙って――あ……


「ウソ……」

「ようやく気が付きましたか? その羽根は何もあなたの血だけを奪うわけではありません。知ってますか? 魔力とは血に溶けているんですよ?」


 やられた、気づくのが遅すぎた。僅かばかりに残っていた魔力も吸い取られてしまったということに。


「魔力がある程度回復するまで耐えしのぐ算段だったかもしれませんが、残念でしたね。私はそこまで甘くありません。もともと枯渇していたのでしょう?」


 どうすればいい。最後の手段であった拘束魔法すら使えず、仮にできたとしても、その後に鎌を投げる腕力が残っているかすらも、もはや怪しい。つまり、私の想定していた手段を実行するための条件二つうち、その二つが破算したという事だ。


「あきらめますか?」


 攻撃の手を止め、ロクサムが問いかけてくる。


「もう一度言います。あきらめますか?」

「……あきらめる?」

「ええ、あきらめて私に降伏するのであれば、ここから無事に出して差し上げます」


 なにそれ、それじゃこの戦いに意味なんてないじゃない。


「もちろん、こちらからの条件をのんでくれれば、ですが」

「条件?」

「ええ、いくつかありますが……確実に旅を続けることは不可能でしょう。ヨウとやらと一緒にはいられなくなりますが、どうしますか?」


 ヨウといられなくなる? 私が? それが私の生きる意味なのに、それを取り上げられる?


「あはは」

「は?」

「あっはははははは!」


 飲むわけないじゃない! そんな条件! 死ぬのと同義……いえ、それ以上に屈辱だわ!


「……そうですか。では、仕方ないですね」

「はは」


 かと言って、この状況はもう打開できない。でも、ヨウと一緒にいられなくなるぐらいならいっそここで――


 チカラガホシインデスノ?


「は?」

「ん? 気が変わりましたか?」

「今なにか言っ――」


 チカラガホシインデスノ?


 違う。ロクサムじゃない。これは――


「……へえ、あなたがオルガ」


 ナラバ、ワタクシニカラダヲカシテクダサイ。


「倒してくれると?」


 エエ、モチロン。


「誰と喋っているんですか? この部屋では外部との連絡手段はないはずですが」


 ロクサムが何か言っているが今は無視だ。


「どうすればいいのかしら?」


 ツヨクネガッテ、イシキヲシュウチュウシテクダサイ。


「ふぅん……」


 チチシロやヨウから聞いた話だと、私に憑りついているオルガは、あの(・・)オルガと比べても桁違いの強さを誇るという。この声の言う通りにすれば、きっとこの勝負は勝てるのだろう。


 サア、ハヤク。ワタクシガタオシテサシアゲマスワ。


「お断りよ」


 私はキッパリと拒絶する。


 ナゼ……コロサレテシマイマスワヨ?


「例えそうだとしても、私の身体を私の意志で明け渡すなんて冗談じゃないわ!」


 私も、ヨウも、渡さない……意地を張って全てを失う事になっても、私は私の意志を貫く。


「私は私の力でやらなきゃ納得できないの!」


 声に対して大声で怒鳴る。


 ……クッヒヒヒヒヒヒヒヒ!


「なんで笑う――って、これは……?」


 私はたった今、新しい特技を覚えた感覚を得る。 


 ツヨキチカラハ、ツヨキイシノモトヘ。ソノチカラガアレバ、ダイジョウブカモシレマセンワネ。


「これは……あなたが何か?」


 イイエ。ミウサンノ、セイシンノセイチョウニトモナウモノデショウ。


「そう。でもきっかけはあなたなんだし、一応お礼は言っておくわね。ありがと」


 ……ヤハリ、ワタクシハアナタガタガホントウニスキミタイデスワ。ダカラ、ソノチカラヲモッテシテモ、ミカネルホドピンチニナッタラ、イシニカンケイナクオモテニデマスワヨ?


「だからいらないって言ってるでしょ!」


 クヒヒ! ソレハムリナソウダンデスワネ。デハ、ガンバッテクダサイデスノ。


「あ――消えた」


 話しによると、憑りついたオルガは自らの意志では出てこれないはずだったけど……今はいいわ。


「……ようやく終わりましたか?」

「ええ。よく待っててくれたわね」

「話し終わるまでの間に、外と通信遮断の穴を探してましたから。結局そんなものは無かったですけど。……ということはやっぱり、あなた可哀想な人だったんですね」

「違うわ!」


 ロクサムにはオルガの声が聞こえていないから、あまりの絶望に幻聴の聞こえる人だと思われたじゃない……


「……まあそれに、時間がたてばたつほど私が有利になるのでね。そろそろ立っているのもキツいのでは?」

「そうね。お察しの通りよ」


 足はそれだけで立つこと厳しく、鎌を杖代わりにしてやっと立っているというのが私の現状。


「やはり、あきらめないので?」

「分かっているのでしょう?」

「強情な人間だ。非合理的です」

「でも、いつだって時代を切り開いてきた人は、そういう人たちだったって聞いてるわ」

「戯言です!」


 ロクサムは翼をはためかせ、とどめを刺さんと羽根を飛ばす。思えばこの技と神通力だけでここまで追いつめられたのだ。果たして覚えたての特技で勝ち切れるか少し不安だが、まあ、やるしかない。


「頼むわよ――[変身]」


 使用条件、一定以上のダメージ。

 私のメイン職は『死神』。しかし、この特技はそれの物ではない。これは私の副職である『魔王』の特技。


「くうぅ……」


 特技は発動したが、効果が表れる前に羽根が直撃する。しかし、この呻きはそれによるものではない。


 熱い。


 身体が熱くてたまらないのだ。どうしようもなく苦しい。苦しさのあまり、私はたまらず前のめりに倒れ、四つん這いになる。


 カランッ


 それと同時に、乾いた音が耳に届く。


 何の音……それに、何がどうなって――


 永遠にも感じた短い時間が過ぎ去り、苦しくて閉じていた目をゆっくりと開いていく。ずっと固く閉じていたせいか、まだ景色が軽くぼやけるので瞬きをしたとき、私は気が付いた。


 瞼がない――て、あれ、声もない。全く……何が起きたというのか。とにかく今は立ち上がらないと――?


 そう思い、足を踏み出すが圧倒的に何かが異なる。長さが足りないのだ。


「あ、あなたはいったい……」


 ロクサムが驚いている。という事は、単なる私の勘違いではなさそうだ。

 どれ、話しかけてみるか。


〈ロクサムよ。何が起きたのだ?〉

「……は? これは、テレパシー? ていうか、それはこっちが聞きたいですよ!」

〈言え〉

「……まあいいでしょう。特技の発動と共に、あなたは骨になったんですよ! トカゲ――いや、イグアナ? まて……サンショウウオか?」


 サンショウウオ……それが何なのかは不明だが、なるほど。私はトカゲ型の骨になったという事か。どうりで全身の感覚が乏しいと思った。まあ、そんなのは些細な事。今はとにかく――


〈ああ――腹が、減った……〉

「は?」


 ロクサムを見上げながら口をカパッと開く。


 ……うん、入るな。


 私は歩き出す。不思議なことに、身体を動かすことには何の違和感もなかった。


「全く、何をするのかと思えば……もう、終わらせます!」


 私を追いつめた羽根が、とどめを刺さんと再び私に迫る――あれ、うまそうだな。

 私は迫る羽根に向かった口を開き、思いっきり吸い込んでみる。


「なっ、吸われた!?」


 想像以上に私の吸い込み力は強く、羽根は軌道を曲げ、全て私の口に入る。そのまま、咀嚼。が、歯はなく、ほとんどそのまま飲み込むしかない。


〈食べた気がしない……〉


 辺りには、先ほど私が鎌で弾いた羽根が散乱している。私は迷うことなくそれらを吸い込み食べた。


「あ、あなたは……」

〈ダメだな……足りない……〉


 そんな私の目はいつしか、上にいる黒い生物を見ていた。


〈お前……美味そうだな〉

「っ!」


 私は歩き始め、走り出した。首と目の構造上、今の私の姿を見ることは出来ないが、今の私は数メートルはあるのではないだろうか? 骨とはいえ、それだけの巨体がもの凄い速さで走っているのだ。当然、騒音も大きい。骨と石がかち合う音が続き、私は壁際まで走る。


「ふ、ふふっ。な、何をするかと――!?」


 私はその勢いのまま止まらず、()を走り出した。身体が骨なので体重はそこまででもないだろう。爪をひっかけていけば登れるのでは? という考えだったが、実際は爪を壁にめり込ませることで走行を可能としている。


「な、なんて常識はずれな!」


 ロクサムは驚きのあまり私を見ているだけで、逃げようとはしていない。好機だ。


〈行くぞ?〉

「なに――バカな!?」


 ある程度ロクサムと同じ高さまで登った私は、思いっきり尻尾を背中に向けしならせ、壁を叩く。その衝撃を利用し、同時に後ろへ跳躍。空中でエビのような体制から体を捻り、ロクサムと向き合うと、喰らいつかんと大口を開ける。

 もちろん、ここまで来るとロクサムも逃げ出すがもう遅く、私は吸い込みを開始する。


「く――ぐうぅ!」


 完全にもらった。と思ったが、喰らいつかれる瞬間、ロクサムはすんでのところで身を翻し、右翼を犠牲に胴体は守った。しかし、翼に喰いつかれた事で飛んでいること敵わず、二人して自由落下を開始した。


「――ぐっ」

〈むぅ〉


 空中で、ロクサムは迷いなく自らの剣で右翼を切断。私から解放され距離を取った。その間、私は翼を食べていた。


〈(ごくん)……足りない〉

「……残念ですね。今のでおなか一杯になっていただけたかと思ったのですが」

〈もっと……〉


 ジリ……とロクサムに近づく。


「……ふ。私の負けです。ここから出すので見逃してはくれませんか?」

〈……もっと〉


 ロクサムが何か言っているが、聞こえない。とにかく腹が減っているのだ。


「やはり、もう自我はないですか……やれやれ。こんなところで倒れるのは、嫌でしたね」

〈もっと……〉

「姫……」


 ダメだ……たまらない。

 私は思わず走り出す。ロクサムは逃げる様子もない。このまま――


 イインデスノ?


 私は止まっていた。止まろうと思って止まったのではない。私の意志ではない何かに、足を止められているのだ。

 いったい誰だ……この私の食事を邪魔するのは。


〈……誰だ?〉


 私はイラつきながら、声の主に問いかける。


 ソレヲクラッテシマエバ、ココカラデラレナクナリマスワヨ?


〈私は今、腹が減っている。邪魔するな〉


 クヒヒ! サキホド、イッタジャアリマセンノ。ピンチノトキニハデテキマスワヨッテ。


〈ピンチ……? お前は何を言っている?〉


 ……シツモンヲカエマショウ。ソノコウイハ、ナニヨリモタイセツナコトデスノ?


 私は即答する。


〈当たり前だ〉


 ヨウサンタチヨリモ?


〈ヨウサン……? ヨウ……?〉


 ズキッと、頭に痛みが走る。何なのだ一体。この声も……この痛みも!


 オモイダスベキデスノ。ヨウサント、ワタクシト、チチシロサント、ミウサン。ミンナデマタ、タビヲツヅケマショウ。


〈だから、そんなこと私は――私は……私は!〉


 ドクンッ、と心臓の脈打つ音が響く。


「私は――ヨウの保護者なんだから!」


 気が付けば、私はいつも通りの姿で立っていた。


「はあ、はあ……何だったのかしら……いったい」


 先ほどまでの自分の言動が信じられない。あれは、まるで私ではない誰か(・・・・・・・)だったような……


 ゴキゲンヨウ。ショウキニモドッタミタイデスワネ。


「ええ……ありがと」


 クヒヒ! イエイエ、イインデスノヨ。ジョウキョウノセツメイハ……イラナソウデスワネ。


「記憶はちゃんと残ってるから」


 ケッコウデスワ。デハデハ、マタ、ノチホド(・・・・)オアイシマショウ。


「ええ、またあとで――って、え? どういうこと? ちょっと! ねえ!」


 しかし、そこからオルガからの返事はなく、少しもやもやしながらも追及を諦める。


「まあ、仕方ない、わね……さて、ロクサム。さっきの話だけど、もう時効とか言わないわよね?」

「……はあ。いいませんよ。陸戦ではどうあがいても、私に勝ち目なんてなさそうですしね」


 お手上げのポーズで降伏を表明するロクサム。


「助かるわ。じゃあ、行きましょうか?」

「はい……はあーあ、姫になんていえばいいのやら……」

「何よ、生きてるだけ感謝しなさいよね」

「……あなたに言われても全くありがたみが無いですね」


 こうして、私はこの部屋を出ることに成功した。

 魔王と言ったら変身! 変身なんです! でも、それの表現が難しすぎました(-_-;) なので、ここわかりずらいなあ、などあったら教えていただけると今後の参考になるので助かります。そうでなくても、感想などは随時募集してます~


 次回はいよいよヨウの試練です。

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