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全開の扇風機でも癒せない

気持ち悪いくらいの気持ち

今日も聞こえて残るのは

ファンがかき乱した君の声

波打つ音波を変化させて

断続的なロマンスの歌

なのに少し悲しげで

妙にうきうきとしてる

でも昼間っから出歩いた足は

退屈なくらいにパンパンで

眠気を装った嫌味と

快楽に嫉妬した痛みが

右足と左足を交互に行き来する

履きなれない靴で出歩くのは疲れた

いつになったら靴は馴染むのか

いつになったら足は靴の中で

居場所を見つけられるのか

五枚の羽根を回した悪魔が

フェンスの向こうで羽ばたいて

おいでおいでしてる

真っ赤な塗料を握りしめて

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夜更かしですね。

ありがとうございました。