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しるし(詩集)

コスモス

作者: さゆみ

咲き乱れる 桃色 紫 黄色 白

コスモスの花たちは

風雨に倒されようとも

また自ずと立ち上がる

芯の強さを持った可憐な花


あなたの背中を見ながら歩くコスモス畑


好きじゃない

好きにならない

私はあなたをちっとも好きじゃない


前夜の雨でぬかるんだ土壌

ふいに足元をすくわれる


振り返るあなた

手を伸ばす


繋がってはいけない

汚してはいけない

もう罪はおかさない


ぐらっと崩れる

がくんと膝が鳴る

しゃがみこむ想い

どろどろにまみれて

私は無声で叫んだ


どうかー

どうかーー

どうかーーーー


私をここに還して

私をコスモスにして


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― 新着の感想 ―
[一言] 秋はコスモスが綺麗ですよね 私の家の近くでも秋になるとよく見かけます‼ 道に沿って咲き誇る姿を見る度に癒されるものです(*´∀`) なんだか芯の強い意志を感じました それと同時に優しさを感…
2013/10/22 20:09 退会済み
管理
[一言] 読ませて頂きました♪ とても胸が締め付けられそうになりました。 からの〜、蘭ちゃんの地方では、コスモスを天婦羅にして食べる人も居ますよ〜(´¬`) 決して、食べる物に困ってる訳じゃな…
2013/10/22 19:14 退会済み
管理
[良い点] 美しいコスモスのある風景が一変して、ぬかるんだ土壌に足元をすくわれ、どろどろにまみれる。 美しさと生々しさが融合された印象的な詩だと思いました。
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