執念の尾行と思い出
金曜日
「♪♪♪~」
明日はついに謙人君と一緒にデー………じゃなくて映画のロケハンに出掛けるのかぁ…
謙人君と一日中ふたりっきり…///
カァァ………///
「謙人君とふたりっきり…///」
すると
「俺がなんだって?」
「にゃふ!?……………け、謙人君///」
いきなり後ろから謙人君が話しかけてきた
「おはよう桜。で、俺がなに?」
「あああ、あの…///け、謙人君はあの…さ、咲川さんとか武蔵田君には明日ロケハンすることは…?」
「まだ伝えてないよ。」
「そ、そうなの…(汗)」
「というか2人には言わなくていいと思うんだ」
「な、なんで?」
「明日行く場所は撮影を始まるまで2人に黙って欲しいんだ」
「う…うん。分かった…」
謙人君の思い出のある場所なのかな…?
「……………」
と桜に意味ありげに言ってみたが、正直咲川と武蔵田…特に咲川に言うと面倒くさそうになりそうだと思って…
部活後
「じゃあこれで終わりだな。帰るか」
「東崎先輩!!明日って暇ですか?」
咲川さんが声を掛けてくる
「悪い。明日は………友達と春葉原に行く予定でな」
「私も一緒に行っていいですかにゃ?」
「ゴメン。ちょっと事情がな…」
「そうですか…」へんにゃり
「悪いな、さ、桜帰ろうか」
「う…うん…」
バタン
「……………」
「咲川さん?帰んないの?」
「………武蔵君」
「武蔵田だよ!!」
「武蔵田君…絶対あの2人怪しくない?」
「そうかな?いつも通りだと思うけど」
「絶対あの2人はどこか行くつもりにゃんだよ。」
「………もしかして咲川さん…尾行する気?」
「尾行するにゃん!!」
「止めなさいよ!!東崎先輩にバレたら…」
「大丈夫にゃん。というわけで明日、二鷹駅に来てにゃん」
「俺も!?」
~~~~~~~~~~
土曜日 JR二鷹駅
「謙人君まだかなぁ…」
私服は爽やか系に合わせてみたんだけど…謙人君気に入ってくれるかなぁ…///
「桜おはよう」
ドキッ
「お、おはよう///」
「桜早かったな。待たせちゃったか?」
「う…うぅん…待ってないの///」
「そか。じゃあ行くか」
テクテク
テクテク
「やっぱり東崎先輩と倉見先輩…どこか行く気にゃんだ…」
「咲川さん…私服にサングラスは怪しいから止めないか?」
「尾行の定番じゃにゃいの?」
「もっとまともな道具はないのか」
「とにかく、東崎先輩と倉見先輩はどこに行くか突き止めるよ!!」
ガタンガタン…
「先輩達…どこに行くんだろう…?」
先輩達の乗ったのは都心方面とは逆の方面の電車だった
「山の方に行くのかな?」
「まさか…先輩達、キャンプに…!」
「いや…明らかに違うだろ(汗)」
「キャンプで東崎先輩と倉見先輩はイケない事を…///」
「だからなぜそうなる!?」
「東崎先輩…私を差し置いてそんな事を…許せにゃい!!」
「だから何でそうなるの!?」
~~~~~~~~~~
先輩達は終点で他の電車に乗り換えていた
「だんだん山の方に行くなぁ」
「なんで先輩は…キャンプなんかに…」
「だから違うだろ(汗)」
「……………///」
「スー…スー…」
謙人君寝てる………寝顔可愛いなぁ///
謙人君ていつも素っ気ない顔してるのに寝てる顔はあどけなくて…
カァァ………//////
「うぅぅぅぅぅ…///」
と、隣に行っても平気かな?
ススス…
「謙人君が近くに…///」
「倉見先輩…東崎先輩に近付きすぎにゃん!!」
「咲川さんバレるって(汗)」
「?」
バッ!!
危ねぇ!!バレるかと思った…(汗)
~~~~~~~~~~
JR乙府駅
「はぁ~よく寝たな。」
「……………///」
「どうした?桜?そんなに顔赤くして」
「な、何でもないの…///ところでここからは?」
「バスでもっと山の方に行くよ」
「先輩達バスに乗るみたいだな」
「いよいよ東崎先輩はキャンプでオオカミに…」
「もう勘弁してよ咲川さん」
「な、なんだか興奮してきたよぉ…///」
「駅前で興奮しないでくれ!!(汗)」
「にゃ…にゃーーーーーーーーーー!!」
急に叫んだ!!端から見れば変質者だよ
「駅で叫ぶな!!」
俺はあわてて口を塞いだ
「早くバスに乗ろう」
ブロロロロロ…
バスはどんどん山道を進んでくる
「どこに行くんだろうな…」
「キャンプ場だよ。」
「キャンプ場は違うってば」
するととあるバス停に先輩達は降りたった
「ここは………?」
「何にもない所だな…」
降りたバス停は周りが森林に囲まれた何もない所だった
「あれ?先輩達どこに行くんだろう」
「あ…あれは…!!」
諏訪キャンプ場
「にゃーーーーーーーーーー!!!??」
「咲川さん!?」
「東崎先輩と倉見先輩がニャンプ…ににゃにゃにゃにゃ…」
「落ち着けって!キャンプ場に先輩達行ってないじゃん。」
「え………?」
見ると先輩達はキャンプ場横の階段を登っていた。
「にゃんだ…良かった…」
「でも先輩達はどこに行くんだ?」
「とにかく後を付けてみるにゃん」
~~~~~~~~~~
トントン
私と謙人君は長い階段を登っていく
「桜。大丈夫か?」
「う、うん…大丈夫…」
「もしツラかったら…俺がおんぶしてあげてもいいけどな」
「にゃふ!?//////な、なんで急に…///」
「冗談だよ」
「も、もう…///」
と話している間に階段が終わって、広い広場が目の前に現れた
「ここは…?」
「ここはな。昔、城跡があった場所なんだ」
「城跡?」
「武将が住んでいたお城の跡の事。ここから見える景色が綺麗なんだよ。ほら桜」
謙人君が私を崖まで連れて行くと
「うわぁ………」
目の前には綺麗な山並みと雲一つない青空が広がっていた
「今日は運よく晴れて良かったよ」
「本当に綺麗…」
「桜に喜んで貰えてよかったよ」
「でも…謙人君。なんでここに私を連れてきたの?」
「それはだな…映画のラストシーンにここを使ってもらいたくてね」
「ここを?」
「そうだ。だから桜に一番に観てもらいたかったんだ………と思ったけど、あの2人にも観られちゃったみたいだね」
「え?」
「そうだろ?咲川さん、武蔵田君」
ギクッ!!
え…もしかしてバレてる?(汗)
「そこの木に隠れてないで出てきなよ」
やっぱ、バレてた…
俺達は観念して先輩達に近寄った
「い、いつから気付いてたんですか?」
「二鷹駅からかな。サングラスを掛けていたからピンと来てな」
「やっぱりそうでしたか…(汗)」
「そ、それよりですね!!にゃんで私達を誘ってくれにゃいんですか!!」
咲川さんが俺に問い詰めてきた
「あーいや、それはだな…(汗)」
「倉見先輩とふたりきりで行くだなんで…ちょっと興奮してたんですからね!!」
「何で!?」
「キャンプ場であんな事やこんな事をする気なんですよね…///」
「何を想像してる!?」
「と、東崎先輩のえ…えっち!!」
もう…咲川さん苦手……………(汗)