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ポンとすくとシキ。

作者: 小池竜太
掲載日:2026/01/30

まぼろしのさくひんです。

 あるところに、たぬきのポンとりすのすくがいました。ポンとすくはなかのいいともだちでした。



 ポンがどこかへいくときには、いつもすくがいっしょでした。あるひポンはにんげんのしきにオレンジを五つもらいました。



 ポンはそのオレンジがおいしくて四つもたべてしまいました。



 そのあとにすくがきます。


 すくは三つオレンジをたべたポンにおこりました。

「こら、ぼくもたべたかったのに、なんでぼくのぶんはないんだよ」

「だっておいしかったんだもの」

そういってふたりはけんかしました。



おこったすくはポンのだいじにしていたきのみをたべました。




それとしりポンはおこりました。



にんげんのシキはふたりのなかをとりもどそうとしました。






 ポンにきのみとすくにオレンジをあげて、ポンとすくはなかなおりしました。




 ポンはいいました。


「ぼくどうしてあんなことにおこっていたんだろう?ごめんね。」すくもいいました。

「ぼくこそおこってごめんね。なかなおりしよう。」



 そうしてポンはもらったオレンジをすくにあげました。




 「このオレンジたべて、なかなおりしよう」

そうしてふたりはなかなおりしました。





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