表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
窓際の夢  作者: 桜瀬悠生
6/40

灯りに照らされた孤独

 ひとりになるのは意外と難しい。

 

 家、学校、職場。


 否応なしに、誰かと関わらないといけないからだ。


 でも、ひとりぼっちになるのは難しくない。


 普通にしているだけで、気がついたらなっている。


 誰かと話していても、誰かと笑っていても。


 人が増えれば増えるほど、孤独感が増していく。


 誰かと話していても、誰かと笑っていても。


 その理由がわかっているから、余計につらくて悲しくなってくる。


 誰のせいでもない、自分のせいだから。


 親切にされたとしても、心に壁を作ってしまう。


 誰かといるよりも、ひとりきりのほうが寂しくない。

 

 そんなふうに強がって、真っ暗闇の孤独から目をそらす。

 

 どこにも光はないと知っているのに。


 灯りに照らされた孤独は、逃げることを僕に許さない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ