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窓際の夢  作者: 桜瀬悠生
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自殺は間違い

 自殺するのは逃げ、自殺するのは間違い。


 そんなことを言っても、亡くなった人は帰ってこない。


 もちろん、自殺した人を責めたいわけではないのだろう。


 自殺する人が少しでも減るように、そういうことを言っているのだろう。


 でも、亡くなった人が最後に選んだ選択肢、最後にとった行動なのだ。


 生きている人に向けた言葉だとしても、僕には悲しく感じられてしまう。


 亡くなった人が、人生の最期を否定されているようで。


 自分が消えてなくなる恐怖や寂しさ、


 命を断つ理由となった痛みや苦しみ。


 そういったものと戦いながら、それでも生きていたはずなのに。


 自分を肯定してあげることができず、


 最期の瞬間まで否定し続けた人だっているだろう。


 だから、せめて僕は肯定してあげたい。


 その人たちの死ではなく、その人たちの生を。

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