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17歳

たとえ嫌われていても、ちゃんと役目は果たします、ライナス様も17歳。


本日はアンナ様のエスコート、夜会でございます。



会場に入れば別行動。

今日も変わらず同じであります。


最低限のマナーをもって会場を回りまして、ライナス様は退屈そうにしております。


貴族といるより、庶民といた方が気が楽なライナス様でございます。

いつまでたってもこの空気も服装も慣れずにおります。



その頃のアンナ様なら、貴族らしい笑みをたたえて、他のご令嬢たちとそれはもう楽しげに会話をしておりまして、ライナス様とは反対でございます。


色とりどりの華に囲まれたアンナ様。

たくさんのお方に慕われるいるようで、休む間も無くちょっぴりお疲れ気味でございます。



ダンスのための音楽が鳴り始め、面倒そうにライナス様はアンナ様に手を差し出します。

お疲れ気味のアンナ様、休めるのならとその手を取りまして、踊ります。



2人が踊るその姿。

見た目だけなら他のカップルたちにも負けてません。


しかしながら、足の踏み合い罵り合い。

誰にも気づかれぬようやってみせます。



宴もたけなわ、ライナス様はアンナ様を家まで送りまして、別れ際――。


ライナス様がダンスに誘った意味を汲み取りましてフワリと笑い礼を言います。



アンナ様の一瞬の笑みに、一瞬見惚れたライナス様は天変地異の前触れかとただただ驚くばかりでございました。

次回更新は17日の0時でございます。

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