表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

第一話ー① まずは敵方から

かなり久々です。

ガト○さん家のア○ベルくん並の心境です。


まぁ、ボチボチっていう感じで……( ´△`)

かつて、闘いがあった。


共存共栄を図り相互融和し合い、それなりの秩序が構築されていた『ショク』の世界(作者注:いくつかの意味を内包させているので、カタカナ表記しています)。

均衡が保たれていた『ショクの世界』において、ある日突然、『洋ショク』の分派が『You(ヨウ)shock(ショック)』を名乗り、『ショクの世界征服』を掲げて、手始めに『和ショク』に攻め込んで来た。


その『和ショク』最大の危機を救った、中華()千年の幻の戦士達。


謎の中国人、自称『ミスター陳』を名乗る司令官の下に集った、中華戦隊の戦士達だった(ボワワ~~~~ン・・・←銅鑼の音

♪~チャララ~ララ チャラララ………←何処からか聞こえる、謎の音楽)。


そして中華戦隊の活躍により、『Youshock』は壊滅する。


謎の言葉『ゲッティー』のメッセージを残して……。


そして時は流れ、数十年後……。


『Youshock』を背後で操っていた謎のゲテモノショク組織『ゲッティー』は、遂にその牙を剥き『和』へ侵略を開始するのだった。






暗闇の中、突然真っ赤な炎が立ち(のぼ)る。


立ち上った炎は原始の光に近い輝きを放ち、それなりに広い空間を照らす。


そんな暗がりの中で、幾つもの蠢く者達が居た。


ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・(地響きのような音)


『…………時は来たれり』

『今より地上は、我が軍団の手により、恐怖におののくのだ!』

『手始めに、日本とか言うちっぽけな島国を攻めるのだ!』


「ホホ~~ッ!!ホホホホホホホ~……ゲフッ!ゲフン、ゲフン!

失礼……つい、いつもの癖で………」


『良い。お主は大幹部となって、まだ日が浅い。

今までの癖が出たとしても、致し方あるまい。』

『だが、その癖は早々に矯正しておくが良かろう。

いつまでも治らねば、配下の者に示しがつかぬ』


「ははっ!心得ました。

寛大なお言葉、感謝致します」


『うむ。

さて、話を戻すが、お主に命令を伝える。

今より配下の者たちを率いて、かつて先遣部隊として派遣したYoushock(そしき)が滅ぼされた地、日本に再び侵略を開始するのだ』


「はっ!

ですが、前回と同じように謎の戦隊が現れて、我等の邪魔となるのでは?」


『うむ、まぁ、その辺は大丈夫だろう。

先の戦いで索敵能力は著しく激減したが、半世紀ほど様子を見ていて何もないのだ。

懸念する事はなかろう。

それに、仮に出てきたとしても、捻り潰してしまえば良い。違うか?』


「ははっ!その通りでございます。

…………しかし、いくら索敵能力が激減したからとはいえ、半世紀ほども人類に猶予を与えたのは、慈悲深すぎではないでしょうか?

その間に人類は、それなりに文明を発達させてますし………」


『何を言う。

古来より人類を攻める組織と言うのは、侵略の準備に数百年かけたり(例:日本版蜘蛛男)、人類の遺伝子に必要以上の闘争本能を掻き立てる処置を施して、地球を蟲毒(こどく)の惑星として百万年単位で最強の戦闘兵器人類を創ろうと試みたり(作者注:蟲毒(≠孤独)の惑星というネタがやりたかっただけです。すいません m(_ _)m 。

ちなみに、兵器としての人類を創りだそうとした存在を描いた作品として、強殖装○があります)と、何かと時間をかけるものなのだ。

故に、たかだか半世紀ほど様子見したからとて、何ら支障はない』


「は、はぁ………」


『まぁ、とにかく、お主は命令通り日本を侵略するのだ!

そして、我等が『ゲッティー』の名を日本人に、恐怖と共に魂に刻み込んでやるが良い!!』


「ははっ!

必ずや期待に沿えるように致します。

ココで、吉報をお待ち下さい!」


言葉の後、暗がりの中で気配が一つ消えた。

言葉を放った者が、この場を去って行ったようだ。


そして徐々に消えていく炎と、徐々に復活してくる暗がりの中で、声が響く。


『さて、今度こそ世界を、我が手にする機会となるかな?』


『解らぬ。 だが、入念に準備を整えてきたのだ。結果は必ず出て来て貰わねば困る』


『まぁ、確かにその通りだな……』


そんな会話が交わされた後、部屋に沈黙が訪れ気配が一つ、また一つと消えていく。

最後の気配が消えるとそこは、何もない、ただの暗闇が鎮座するのみだった。


特撮やアニメに限らず、ヒーローモノは最初は敵方の描写からというのがセオリーなので、それに合わせてみました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ