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7 クマと火加減

 なんと、日間ジャンル別1位(総合48位)です。

 もう嬉しいよりも、クマが1位でいいの?って感じで、戸惑ってます。

 これもすべてブックマークや評価してくれた皆さんのおかげです。

 ありがとうございました。

 よし、残りのお魚も焼いちゃおうかな?

 さっきはちょっと焦げたから、今度はちょっと火加減を調整してみよう。


『焼き魚 (アジ)を作成しました。品質D』


 よし、少し品質があがったぞ。

 たぶん、難易度ギリギリの状態で調整なしで料理すると品質は最低ラインで成功する感じかな?

 塩の量はどうなんだろう? NPC販売の1個分をそのまま使ってたけど、少し量を減らしてみようか。

 まずは半分くらいで、


『素材が足りません』


 半分じゃ料理ができないか。

 んじゃ、3/4くらいにしてみようか。


『焼き魚 (アジ)を作成しました。品質E』

『料理スキルが3になりました』


 塩が3/4でもできたね。

 さっきと同じ火加減で品質が落ちちゃったってことは、塩が足らなくて美味しくないってことなんだよね、きっと。

 ちょっとずつわかってきたね。

 でもスキルが上がっちゃったし、あとは別の種類のお魚しかないから検証はむずかしいね。


 それでも、次は塩多めでいってみましょう。 


『焼き魚 (イワシ)を作成しました。品質E』


 うーん、品質Eか。

 塩加減もいろいろ試行錯誤しないといけないねぇ。


 後はサンマか。

 塩加減も火加減も勘でいくしかないですね。

 これでも自炊してるんだから、リアルスキル補正狙って、


『焼き魚 (サンマ)を作成しました。品質C』


 やった!

 初めての品質C達成だよ!


 一応全部成功か、ということは難易度が適切な料理ならまず成功するってことなのかな?

 品質はとりあえずおいといて。


 とりあえず、仮説として考えると、


・難易度とスキルレベルの比較で成功の可能性が決定する(っぽい)。

 一定以上なら無条件で成功する(もしかしたら低確率での失敗はあるかも)。

・スキルレベルが不足していても、火加減や調味料の量を調整することで成功率を高めることができる(まるで根拠はないけどね)。

・スキルレベルと難易度が同程度の場合、何も調整しないと最低レベルの品質となる(ような感じがする)

・スキルレベルが難易度を上回ると品質に補正がかかって高品質になりやすい(これもただの勘)。

・火加減や調味料の量を調整することで、品質に上下の補正がかかる(これは正しい気がする)。

・品質・成功率ともに一定の範囲内でランダム(成功率に関しては根拠なし)。


 こんな感じじゃないかな?


 あっと、なんかガチに考え始めてた。

 ついつい理論に走るのはうちの癖だからしかたないか。

 もうちょっと気楽にやっていこう。

 でも、こういったこと考えるのも楽しいよね。


 それにしても小説の主人公とかなら、スキルレベルが全然足らない状態で高難易度の料理を最高品質で作っちゃったりするんだろうなぁ。

 うちは地道にスキルレベルあげていこう。


 さて、この4皿はどうしようかな?

 とりあえず、まだ食べれそうだから食べちゃえばいいのかな?


「お魚いいですね。ご自分で釣ったのですか?」


 近くで料理してたドワーフの女の子から話しかけられた。

 ドキドキ。


「あ、はい。

 自分で釣りましたです。

 そうだ。よろしかったら1皿いかがですか?

 ちょっと焦げてるけど……」


「ありがとう。

 いただきますね。

 よろしければ私の焼肉のほうもどうぞ。

 やっぱりちょっと焦げてるけど」


 そんな感じで料理を交換してると、後ろから声がかかった。

 人間の女性だ。


「よろしかったら、私も仲間に。

 サラダですけど」


「「ありがとう」」


 3人でそれぞれ交換して、ちょっと焦げた焼き魚と焼肉、ちょっとつながったままのサラダでのお食事会になった。

 ドキドキしたけど、ちゃんと話せたよね。


☆☆☆


 職業 釣り師


 スキル

 疾走 1.6 釣り 7.1 筋力 1.6 水泳 2.0 生命 0.7

 料理 3.7 技量 0.5

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