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63 クマと治療法

「そういえば、先程もそのようなことを言っておったのぉ」


 そうそう。

 ジャックが眠り病の治療法を探して、エルフ村に来たんだよ。

 わたしはその付き添い。


「懐かしい言葉だ。


 眠り病の治療法を求めて冒険をしたものであった。


 人間の仲間たちとの長い旅であった……」


 あれ?

 なんかそのセリフ、前にも聞いたよ!

 なんか話がループしてない?


「アンナの首飾りのあかしも立てれた。

 先程の『おはぎ』の礼もあることだから、その願いは叶えてやりたい」


 お、これでシナリオクリアかな?


「だが、残念ながら治療薬はもう残っていないのだ。

 治療薬のレシピは残っておるが、その材料もなければ、それを作れる人材も村にはいない」


 がっかり……

 この流れだと、シナリオはいくつ必要かわからないけど材料を探して、治療薬を作れる人を探すって感じになるのかな?

 まだまだ先が長そうだなぁ。


「せめてもの礼に、治療薬のレシピを授けよう」


 そう言うと、エルフの族長はわたしに巻物をくれました。


『クエストアイテム:眠り病の治療薬レシピを入手しました』


『シナリオが進みました』


 やったー。

 とにかく、シナリオが進んだよ。


「とりあえず、眠り病の治療の目処が少しだけたった。

 ありがとう。少ないけど、これはお礼だ」


『シナリオ:エルフの隠れ里をクリアしました』


『3000Gを取得しました』


『称号:エルフの隠れ里の名誉村民を獲得しました』


 おや?

 これでシナリオクリア?


 あれあれ?

 いつのまにか、エルフの村からシナリオのスタート地点まですっ飛ばして来ちゃってるじゃんか。

 こういうスキップ機能とかあるのね。

 まぁまた帰り道を長々と歩いてくるのは面倒だから楽でいいんだけどさ。


「レシピを調べてみるから、またお願いすることがあるかもしれない。

 しばらくしたら、訪ねてきてほしい」


 ジャックがこんなこと言ってるからとりあえず、これでシナリオの第一段階は終わりみたいだね。

 でも報酬がしょぼいし、おしゃれアイテムとかがまだもらえてないから、続きもクリアしないといけないんだよね。


 なんか、称号ももらえたね。

 これつけてると何かいいことあるのかな?


 ステータスから称号をチェックしてみると、


『称号:エルフの隠れ里の名誉村民

 シナリオ:エルフの隠れ里にて一定の条件をクリアすると取得可能。

 エルフの隠れ里にて、買い物が可能になる」 


 おや、ちょっとだけお得かもしれないね。

 でもどんなものが買えるんだろう?

 買い物しなかったから、また今度ヒマを見つけて行ってみることにしましょうか。


 あっと、夢中でやってたら、ずいぶん時間も経っちゃったね。

 ちょうどキリもいいから、今日はここまでにして、続きはまた明日にしよう。

 ふと、この小説のポイント数を見てみると、1万ポイント目前じゃないですか!

 長いことかけてじわじわと上がってきてたんですね。

 ちょっとだけ区切りのいいところで、評価やブックマークでポイント入れてくれると嬉しいな。

 って、おねだりしてみたりする……逆効果かな?

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