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32 クマと特攻

 夜のギルド勧誘も無事に終了したようです。

 うちは何もしてないけどね。

 ギルドメンバは総計84人になりました。

 ほとんど誰が誰だかわかってませんよ?


 新メンバの人たちの自己紹介も無事に終わりましたが、結局クマ族はうち以外にはパンダが2名だけのようです。

 何故クマ少ないんだろう?


ライジャ:「それではギルドの発足イベントとして、新マップお散歩ツアーを行いたいと思います」


 ざわ

 ざわざわ

 ざわざわざわ


 なんか、ざわざわしてるよ?


ミケ太:「ちょっ、新マップとか絶対ムリ!」

パトラッシュ:「新マップはバリバリの攻略組でもまだ難しいって聞いたけど」


 ふーん、そうなんだ。

 新マップがある事自体知らなかったよ。


ライジャ:「わかってるって。新マップで戦えそうなヤツがギルドにいないことくらいわかってる」

ライジャ:「皆まだデスペナのない期間だから死んでも問題ないでしょ」

ライジャ:「だから今のうちのお遊びだよ。もちろん自由参加ね」


 あ、そういうことなのね。


ミケ太:「そういうことならいいか」

ウルフ:「なら1つ諸注意。初心者もいると思うからな。もしモンスターに襲われても走って逃げること禁止な」

ウルフ:「他の戦ってる人にそのモンスターがリンクして迷惑かけるからな。トレインと言って危険行為になります」


 ふむふむ。注意しましょう。


ライジャ:じゃパーティーはなしで。まぁ襲われたらそこで素直に諦めてください。

ライジャ:死に戻りしたあとは各自自由解散で。

ライジャ:ということで、西へ向かって出発!


 西へ向かってモフモフたちの行進が始まりましたよ。

 参加者は50人くらいいるかな?

 これだけモフモフが集まると壮観です。


 西へ歩くこと15分くらいで洞窟の入り口に着きました。

 この洞窟を抜けると新マップにようです。

 ドキドキしながら洞窟に入りましたが、薄暗いだけでここにはモンスターはいないようです。


 そして洞窟を抜けるとそこは雪国でした。

 いや、ネタじゃなく本当に雪が積もってるんだって。


 おー寒そう。

 でも、うちらには天然の毛皮があるからあたたかそうな雰囲気がします。


ライジャ:このままずっと西に進むと街があるそうですが、確実にそこまで行ける人はいないと思うので気にせず行きましょう。


 そのまま雪中行軍となりました。

 白ウサギのラビちゃんとかは保護色になってて、よく姿がわからなくなってます。


ポリー:「キャー」


 あ、リスのポリーちゃんが大きなトカゲに齧られてる!

 どうやら犠牲者第1号のようです。


シャンシャン:「死にました」


 パンダのシャンシャンさんもご臨終のようです。

 ギルチャで次々に死亡報告が流れております。


「あ、でかいクマ」


 近くの声にあたりを見渡すと、巨大なクマが。

 色合いはうちより濃い焦げ茶です。

 あ、背中のあのマークはツキノワグマっぽいですね。

 とか眺めてたら、目があっちゃいました。


 こっちに向かってきます。

 求愛行動じゃないですよね。


 逃げちゃだめだ。逃げちゃだめだ。


 巨大なツキノワグマのパンチになんかHPがごっそり削られたような気がします。

 こうなったら、死ぬまで戦うだけです。

 でも、うちのパンチはまったくダメージを与えたような気がしません。

 続けて何発もパンチをくらいます。

 あ、1回避けれた!

 それにしても、うちは結構タフなようです。

 なかなかHPが0になりません。

 まぁ時間の問題なんですけどね。


ミュウ:「クマにやられましたー」


 ☆☆☆


 職業 料理人


 スキル 

 【ステータス系】

 生命 2.8 精神 2.6 筋力 4.8 頑強 1.5 敏捷 0.9 技量 7.7 知力 2.5

 【戦闘系】

 魔法 7.4 格闘 4.1 防御 3.4 回避 2.5

 【生産系】

 料理 15.7 釣り 11.6 採集 4.2

 【その他】

 水泳 12.4 疾走 5.2

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― 新着の感想 ―
[一言] まぁ、武器、持ってないし(笑)
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