東の都編「エピローグ」
今回はエピローグなので短めです。申し訳ないです!
あと、最後に次回予告なるものを入れてみました。基本的に各編のエピローグにはこういった予告を入れていく予定です。茶番大好き!あと、王都編では少しバトルを多めにして行こうと思います
あの貴族の悪事暴露の時から幾許かの時間が過ぎた。
始めの内は何故、バリッシュがいきなりそんな悪事を自分から暴露したのかと憶測が飛んでいたが最終的には人道に外れたために耐え切れなかったんだろうという所に落ち着いた。
実際にバリッシュ自身もあれから大人しくなり極刑まで暴れることなく刑に服したそうだ。道連れを食らった上級貴族は色々と根回しをし刑から逃れようとしたがバリッシュとの癒着に関する事柄があれよあれよと元屋敷から出てきたために言い逃れも出来なくなり最後はうわ言のように間違いだとずっとぼやいていたそうだ。
そしてその間の俺たちはと言うと結婚しアリーシャは娼館で働くのは辞めた。今は下の子たちに業務内容の引継ぎをしている。
色々とまだまだフォローが必要だそうだがもう少ししたら彼女たちは彼女たちなりの経営になるだろうとアリーシャは言っていた。
「寂しくなったか?」
「そういうのとは少し違うかしら?・・・そうね・・・嬉しいってことになるのかも知れないわ」
「嬉しい?」
「えぇ、彼女たちはこれから経営とかで四苦八苦するかも知れないけどそれでもきっと彼女たちは乗り越えていくと思うの。でも、そう思えるだけの成長が彼女たちにはあると思うとやっぱり嬉しいかなって、でも、もう私がやらなくても彼女たちがしてくれると思うとやっぱり少し寂しいのかな?」
そう言って彼女は俺の腕に身体を押し付けてきた
「そうか。ならその寂しさを感じなくなるくらいには俺が満たしてやらないとな」
「ふふっ、頼りにしてるわよ?アナタ♪」
アリーシャが寄り添って来ながら俺たちは引継ぎ作業を着実に進めていった。
それからまた数日経った今日、俺たちの結婚を改めて報告するのと俺たちからのささやかなプレゼントということでパーティーをしようと言うことになった。
当然俺たちの屋敷に連れていくわけには行かなかったので近くのバーを貸しきりにするかと言ったが却下され娼館の中でパーティーをしたいという意見が多かったのでパーティーは館の中ですることとなった。
思い思いに皆が料理を食べたりお酒を飲んだりとして時間を過ごした。そして夜も深まり朝から動いていたのもあって疲れたのか皆寝てしまった。皆が寝静まった後、俺とアリーシャは布団をかけたり音が鳴らないように少しだけ片付けをし皆が寝ているところから少し離れたソファーへと移動していた。
「「カンパイ」」
二人して紅酒を飲む。
「そういえば、街から出たあとってどこに行くかはもう決めているのかしら?」
「そうだな・・・しばらくは王都で冒険者やってお金貯めようかなって感じかな」
「なら、家を買うのを目標に貯めてみない?」
「家?家なら屋敷があるだろ?」
「そうなんだけど、ほら、一々宿の部屋から転移するのって面倒じゃない?それに万が一にも転移する所や戻ってきた所を見られる可能性もあるわけだし、その点、家なら誰にも見られないし、ね?」
アリーシャの言う事は尤もだった。俺一人ならこの身一つで宿を転々として世界を周るのも悪くないが今は奥さんがいるんだ。その点を考えていなかった。猛省しなければ。
「よし、じゃぁ王都についたらギルドで良い物件がないか聞いてみるか」
「どうせなら広い土地があれば嬉しいけど王都じゃ難しそうね」
「ま、その辺りはアッチにいってから考えよう。今日はもう寝ようか」
そう言って俺はソファーから立ち上がって床で寝ようとして
止められた
「あら?どうして床で寝るのかしら?ここで寝ればいいでしょ?」
「ここってアリーシャ・・・」
アリーシャの指すここというのはもちろんアリーシャの座っているソファーだ。少し余裕があるにはあるがそれでも人が入れるスペースなんてものはない。
あくまで密着しなければではあるが
それを目の前のアリーシャは関係ないと言わんばかりに手招きしている。
「あー・・・アリーシャ?えーと、だな」
「どうしたのかしら?さ、早く早く」
非常にまずい。いや、別に夫婦だから別にまずくはないのか?ってそんなわけないじゃないか!みんなが居るここでそんな密着したら俺がやばいわけで
など等考えているが、俺としてもアリーシャと密着で寝れるならそれでいいとは思っている。
「仕方ないか・・・今日は遊ぶのはダメだからな?」
「ふふっ、わかってるわよ。今日は他にもいるし・・・ね」
なんでそこでちょっと最後だけ残念そうにするんですかね?
まぁ少しくらいなら弄ってもいいだろうと考えながら俺はアリーシャと身体を密着させる。いつもより寝ている場所の面積が少ないためギュウギュウとなるため自然とアリーシャを感じるわけで。そんなことはお構いなしという感じで暫くするとアリーシャから寝息が聞こえてくるようになった。
だが、
「んぅ・・・はぁ・・・んんぅ・・・」
すっごい艶かしい声が耳元から聞こえてきてこれは絶対にまずい。しかも居直そうするせいで身体と身体が擦れてその度にまずいことになる。
あれだ、心を無にしよう。そうだ、そうするしかない。というか誰か助けて!?
そんなこんなで俺がようやく寝付けたのはそれからさらに1時間後のことであった。
俺の身も心もこの時大きく成長したに違いない。ヤツは難敵だった。だが、俺は勝つことができたんだ!
翌日はそのまま皆で片付けをし皆に王都に行くことを伝え俺とアリーシャは娼館を離れた。
離れるまで皆が見送りをしてくれ俺もアリーシャも見えなくなるまで手を振り続けた。俺にとってあの娼館での出来事は短いようで長く濃密なものだった。そして横にいる彼女にとってはまさに生まれ育った故郷だ。
そんな彼女が故郷を離れ俺と一緒に歩くことを選んでくれた。
「アリーシャ」
「なにかしら?」
彼女は娼館から目を離し俺に向き直ってくれた。いつ見ても美人だ。
「俺、アリーシャを幸せにするから。だから沢山思い出を作っていこう」
それを聞いた彼女は一瞬だけ目を潤ませ下を向くがすぐに顔をあげ「はいっ!」と笑顔で答えてくれた。
異世界さんこんにちわ~不死王だけど元人間です~ 東の都編「エピローグ」
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次回予告
舞台を東の都から王都へと移り変わる俺たち
そんな俺たちを待っていたのは王都「ローダス」
そこで俺は一人の美女と出会う。
「気に入ったぞお前。お前は私のものだ。そして私はお前のものだ」
どうしてこうなった!?
「あらあら?私の!旦那様に何か?」
これから彼女たちは和解することが出来るのか!?王都での生活は前途多難そうだ・・・
お詫び
次回更新を今日しようと思ったのですが体調悪くてちょっと日数があきそうです。
そのお詫びも兼ねて次回は閑話も含め3話ほどまとめて投稿しようと思います。
今しばらくお待ちください




