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4限目:疲労

私は決めた。あいつらの挑戦にいどむと共に勝つ事を!!まさかこんな生活が待ってるなんて思いもしなかった。普通に友達が出来て普通に勉強して三年生になるんだって思ってた。


「井上、宿題やってきた?」

「半分くらいやったなぁ、どうせ指されないし。」

「私の指されるトコやってる?ココらへんなんだけど、、」

「待て待て、、あっやってねーよ。」

「ええっ私数学苦手なのに、、。」

「しゃーねぇなぁ、教えてやるよ。」

「やったー、なんか数学得意そうだもんね、井上。」

「っーか理系のくせになんで数学苦手なんだよ、、」

、、、嫌いな奴でも話せばわかりあえるんだなぁ。ってかあいつら今の見てたよな?恐くて見れないけど、、。

「おっはーお二人さん。なんだね朝からここは熱いなぁ。」

こいつはほんとにノー天気だな。

「なに?日高彼女とやったの?」

「、、おめー乗っけて帰ったのにいつやるすきが?」

「なに、やるって?乗っけてって?おまえら楽しそうじゃん。」

さぞかしあいつらの目には楽しそうにうっつてんだろうな、うちら。

さぞかし傷ついただろうなあの女。でもまだまだやめねーよ。1対大勢なんてむかつくんだよ。




「井上弁当持ってきた?私作りすぎちゃってさ、食べきんないんだけど。」

「なら持って来んなよ、まぁ俺がいたからいいものを。」

うれしそうじゃん。なんとなくわかってたんだ、持ってこないの。いつもパンとか食ってたし。

私はこうしてしたたかに彼女たちを苦しめていった。井上が好きなら井上と接する機会を与えないという作戦で。

彼女たちの陰湿な嫌がらせを受けてもなお立ち向かっていけたのはやはり、

「あー俺まじでやばい。あーあー加地どうしたらちゅーできる?!」

こいつ日高との登下校があったからだと思う。

「しらねーよ、自然にまかせろよ。」

このノー天気な会話が私の動力原だったのかなって思うよ。


「あーありがとね。」

えっ?と言うような表情をして日高が見ていた。

でも私はきずかないふりしていた。もうそろそろ私嫌がらせがえしするのやめようかな。なんか虚しいよね、こんな事。ねぇ日高もそう思わない?


そんなある日やはりとでも言うべきか、、、

「好きだ。」

井上からの告白。

こんなめんどくさい事になるならいっそ誰とも話さなければよかった。

嫌がらせがえしを続けるには井上との関係を壊すわけにはいかない。

告白の返事をすれば井上との関係はこのままではいられないだろう。

どうしたらいいのか本当にわからない。助けて!!

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