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第36話 熱海旅行5


「あっ、ゆーくん!?」


俺は一瞬目を疑った。


思いっきり志歩の裸体が目に飛び込んできた。


結果俺の鼻から血が噴き出した。


タオルを巻いてと言っておいたのに、何故持っているだけで巻いていないのか。


「あの……タオルを巻いて……」


「分かってた!」


そう言って志歩はタオルを巻いた。


しかしもう手遅れだ。


さっきの一瞬で全部見えちゃったよ。


これはしばらく頭から離れなそうである。


「というか俺が言って素直に巻くなら最初っから巻いてくれ……」


「練習!」


「なんの練習!?」


「お風呂入る時にタオル取るようだから、お風呂入る前に見せてゆーくんに慣れてもらうため!」


確かにそうだよ。


お風呂入る時はタオル取らなきゃならないから見えちゃうのは分かってたよ。


でも不意打ちは違うじゃん。


「というかゆーくん!鼻血止めないと!」


そう言われて鼻にタオル押し付けられたが、そのあと5分程俺の鼻血は止まらなかった。


「やっと止まった……」


「早く身体洗ってお風呂入りたい〜」


鼻血が止まって早々志歩がそう言った。


「俺、入る前からのぼせそうなんだけど」


志歩を見るとすぐに志歩の裸が頭に浮かんでくる。


おかげで顔が火照りっぱなしだ。


「じゃあ俺後ろ向いてるから洗ってくれ」


「ゆーくんが洗ってよ〜」


「いくら志歩のお願いでもそれは無理です」


「じゃあ1つ何でもいう事聞いて貰える権利を行使します!」


確かにそんな約束トランプの時にしたな〜。


もう1回鼻血をぶちまける気がしなくもない。


いや、もうここまで来たらプラスに考えよう。


現役jkアイドルの背中流させて貰えるんだぞ。


全国の男が羨ましがるような事じゃないか。


そう自分に言い聞かせた。


「なにか髪洗う時に気を付ける事ある?」


「トリートメントを頭皮に付けない様にはしてるよ!でも全く付けない様には出来ないからちょっとくらいなら付いても大丈夫!」


「分かった、じゃあ洗うね」


志歩が持ってきたシャンプーを手に出し、志歩の髪に手を入れた。


(流石現役アイドル、髪がサラッサラだぁ〜)


何というか髪が柔らかい。


それから俺はほぼ無心で志歩の髪を洗っていた。


「なんか長くない?」


「あ、ごめん。髪の毛触るの気持ち良かったからつい」


流石に長過ぎて志歩に言われた。


「いつでも髪なら触らせてあげるけど」


「じゃあ後で頼むわ」


そのうち、志歩の髪の毛を触るのが癖になってしまいそうだ


頭の泡を流しトリートメントを塗って、今は背中を洗っていた。


すると


「んっ、ん、あっ」


くすぐったいのか分からないが急に志歩が喘ぎ始めた。


(3.14159 26535 89793……)


俺はというと頭の中で円周率を数えて理性が崩壊しない様に耐えていた。


油断したら志歩に抱きつきいて何とは言わながやりかねない。


絶対に志歩の人生に支障が出る様なことはしたくないからそういう事は責任取れるまでしたくない。


だから俺は耐え続けるた。


そして志歩の背中を洗い終わった時、俺は煩悩を消し去るために大仏にような顔になっていた。


「どうしたの?そんなぶっちょーずらして」


「それは自分でお考えください」


下半身は自分で洗うらしいので俺は志歩が洗い終わるまで後ろを向いて待機していた。


志歩が洗い終わり先にお風呂へと入って行った。


そのあと俺も身体を洗いお風呂へと向かった。


いざ入ると、お湯の色が少し白っぽいので志歩の色々な部分が全く見えないことに気づいた。


なんのために俺は鼻血を出したのだろうか?


血液の無駄遣いである。


「ねーねー、ゆーくん」


「なーに?」


「ゆーくんはさ、小さい頃私のことどう思ってたの?」


薮から棒にどうしたんだろうか?


正直に答えるけど。


「……好きだったよ」


「ふふっ、そうだったんだ」


「志歩は正直どうだったの?」


「私も好きだったよ。毎日一緒に遊んで、助けてくれて好きにならないわけが無いじゃん」


まさかあの頃から両思いだったとは。


「思ったけど小さい頃の志歩って今と全然変わってないな〜。衝動で行動するところとか思いを直球で口にするところとか」


「それはゆーくんも一緒でしょ。ゆーくんは困るといつも私に頼ってきたじゃん。


私覚えてるからね?ゆーくんが夏休みの宿題を最終日まで残して私が手伝わされたこと」


「それ言ったら志歩もーーー」


それからお風呂から出るまで2人で幼い頃のやらかし暴露大会を楽しんだのであった。


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