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第31話 志歩バレ


「では言い訳を聞かせてもらおうか、柳被告」


神田がそう言った。


「ちょっと話したい事あるから待ってくれない?」


「3分だけ待ってやる」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「志歩?どうする?」


「私が志歩だってバラしちゃって良いよ」


「でもーー」


「良いよ、言っちゃって。2人が口硬い人だって信じてるから」


「龍馬は保証するが神田は分からんぞ……?」


「もしバラしたら潰すって私が脅しておく」


「おう……分かった……」


1回キンタマを潰している人の言葉は重みが違った。


あれ?というか俺志歩に犯人の潰れてたって言ったっけ?


「では言い訳を聞かせてもらおうか。柳被告」


「あのですね、この子志歩です」


「混乱させるな、柳被告」


「前に幼馴染みだって言ったでしょ?それで志歩と遊ぶ予定があったけど変装しないと、騒ぎになるから変装してもらってる訳です」


「そうです!私変装してる志歩ちゃんです!」


すると全てを理解したのか、竜馬は納得した風に頷いて、神田の目が疑いの目から怨嗟の篭った目へと変わった。


「柳……志歩さんと付き合ってる?」


「いや、付き合ってない」


「いやいや、付き合って無かったら一緒に水着なんか買いにこないだろ」


「その護衛?的なやつ」


「あ、そういうことか」


幼馴染みという理由はめっちゃ便利だった。


志歩絡みの質問は大体幼馴染みと言えば誤魔化せる。


「逆にこっちからも質問したいんだけど2人はいつ遊びにくるくらい仲良くなったの?」


「学校でお前らがいちゃついてるのを2人で見守ってるうちに仲良くなった」


「そうなんだ。あと、いちゃついてない」


「それはお前らの基準がおかしい」


不服だが、このままだといたちごっこが始まりそうなので反論しないでおいた。


「まさか、志歩さんだったとはね」


竜馬がそう言った。


「他言無用で頼む、炎上ネタになりかねない」


「流石にそこは弁えてるよ~」


「大丈夫だぞ、柳!」


「お前の大丈夫に一抹の不安を感じる」


「ひどっ!」


そこで気が付いた。


志歩が頬っぺを膨らませて俺を睨んでいることに。


「ずーっと、私を放置してひどい。寒い」


「ごめん、それは本当にごめん」


「早く着替えたいから水着の感想教えて。可愛いだけとか無しでね」


「黒い水着が白い肌の綺麗さを引き立てられてて、清楚感が出ていてとても可愛いよ。あとーー」


「うぅぅ~~」


俺がまだ感想を言ってる最中なのに志歩は唸り声を上げて、また試着室に篭ってしまった。 


「無自覚女たらしとはこの事か……」


「ホントに……」


俺は全く気付かなかったが、龍馬と神田が小声でそう言った。


その後すぐ


「じゃあ、あとは若くてお熱いお2人で〜」


と年寄りみたいなを言ってどこかへ言ってしまった。


そのタイミングで着替え終わるった志歩が出てきた。


「あれ、神田君と高尾君は?」


「なんか年寄りみたいな事言って帰って行った」


「おばさんみたいな事って?」


「まあそれは気にしなくていいよ。会計して帰ろうか」


「まだ帰らないよ!」


「なんで?」


「ゆーくんの水着買ってないじゃん!」


「あ、確かに。じゃあ買ってくるわ」


そう言って買いに行こうとすると


「ゆーくんも私の水着選んだんだから私にもゆーくんの水着選ぶ権利があると思うんですよ」


「男って水着で何か変わるか?」


「とりあえず私が選ぶから!」


俺はそのあと30分くらい着せ替え人形にさせられました。


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