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第17話 志歩のアイドル事情

最近思うことがある。


それは志歩はちゃんとアイドルとして活動しているのか?ということだ。


俺と同棲し始めてから1度も自分1人でどこかに出かけていく素振りがない。


アイドルとかって事務所とかに入ってるから事務所関係者に呼ばれたりしないのだろうか?


「志歩ってアイドル活動今どうしてるの?」


「今は事務所が5月まで休暇を出してくれてるんだよ〜!私の事務所って学生アイドルとかが多くて、この期間は学校関連で忙しくなる人が多いから休みを出してくれるんだよね〜」


とんでもないホワイト企業だった。


「意外と自由なんだよ!基本的に私生活に支障をきたしてたりしたら休みをくれるんだよ!恋愛禁止とかそういうのも無いから事務所にはバレても大丈夫だよ!」


「それ暗黙の了解というやつでは?」


「実際恋人がいる人も数人いるから大丈夫!」


「知ってはいけないことを知ってしまった気がする」


アイドルに彼氏とかタブーでは?


俺らだけでも事務所は結構な爆弾抱えてる気がする。


なのに他にも何人かいるとは…。


「あーだけどね、恋人が出来た時は事務所に報告しないとダメなんだよね。事務所が隠したりするのに必要な事だから」


「事務所に負担かかりまくりじゃない?それ」


「だから収益からちょっとお金引かれるんだよね」


「まあそれは当然か」


無償で隠蔽を手伝ってくれるとかもうボランティアの域だからな。


「だからさ、今度報告しに行くんだけど優くんも一緒にきてね」


「俺が着いていく必要ある?」


「みんな来てるよ。何か社長と話すらしい〜」


「え…それ大丈夫なやつ?」


面談的なやつするの?何話すの?


マジで怖いんですけど!!


「大丈夫......だと思う!」


「その間はなに!?」


「とりあえず!今週中に行くからね!」


こうして俺は今週中に事務所に連行されることが確定した。


隠蔽に手を貸してくれるのはありがたいが面談となると恐怖しか感じない。


「相当変な事をしなきゃ大丈夫でしょ!」


「まさか志歩にそれを言われるときが来るとは思わなかったよ」


そして5日後、ついにその時が来てしまった。


「よし、事務所いくよ!」


「はい...」


事務所は京葉駅から2駅ほど離れたところにあるらしい。


志歩は先週のお出掛けの時と同じ変装をしている。


志歩曰く


「流石に事務所に行くのに変装しないで行きはしないよ!社長に怒られちゃう!」


とのことだ。


事務所は今までどうやってこの志歩をマスコミとかから守ってきたのだろうか?


志歩は制御不可能な気がするけど...


そんなことを考えているとあっという間に事務所の最寄り駅についてしまった。


「あれだよ!」


志歩はひょこっと頭を出している高層ビルを指差した。


「うわぁ」


パッと見、金持ちが住んでいる高級マンションである。


あそこの社長はとかマジでヤバい。


暫く歩くとそのビルの入り口についた。


「ふぅぅぅ」


面接をやらかしたら多分色々終わる。


それだけは避けたい。


「ようこそいらっしゃいました。柳優様」


入るとスタッフらしき人が出てきた。


というか!なんで俺の名前知ってるんだよ!!


「志歩様はこちらにお座りください。柳様は奥で社長がお待ちになっているので案内いたします」


「え、いきなり?」


「頑張ってね」


志歩はニコニコしながら俺を送り出そうとしている。


「柳様」


「はい、行きます」


スタッフに呼ばれてしまい社長室へと向かったのであった。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 最近読み始めました。とても面白いです! [気になる点] 5、6回ほど文章の初めに( と「 が抜けているところがあります。敢えてそうしている可能性も考えたのですが、付けているところもあったの…
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