第5話 初依頼
*ランディ・スレイマ
ランディとスレイマは、登録が終わった後、依頼掲示板を見る。ランディとスレイマの今のランクは登録してすぐなので一番下のGランク。この世界のギルドでは、受けられる依頼は、同ランクの者同士のパーティ、またはソロの場合は、自分のランクと同じかその一個上下の依頼を受けることができ、依頼主は難易度に応じた金額を提示しなければならない規定となっている。また、受けた依頼を失敗した場合にはペナルティとして報酬金額の2割を依頼主に支払わなければならない規則となっている。そして、Gランクのランディとスレイマが請け負える依頼のランクは採集や町の施設の掃除などのFとGランクの依頼ばかりだった。
「すぐにでも高ランク依頼を受けたいところだけど、Fの中からましなものを選ぼうか。」
「できれば討伐がいいけど、なければ採集でもいいよ。どちらにしろ“空間”は使えるしね
。」
一瞬ランディはこのスレイマの発言に疑問を抱いたがすぐに納得した。
「そっか。あなたの“空間”には対象を補足したり、範囲内にあるものを補足して追跡するようなものもあったっけ。」
「そうそう。だから盗賊のねぐらを探せとか、この植物を取ってこいとかいう依頼をさがそうとしているんだね。」
「じゃあ、ちょうどよさそうな依頼は、この辺かな?」
そういって、ランディは依頼ボードのある一角を指で示した。
「王国北東部にあるシーレイ森林にあると思われる盗賊団の住処を探すこの依頼かな?場所だけなら問題ないでしょ。」
「それもそうだね。でも、その森にある盗賊の住処は一つとは限らないでしょう。」
「一つじゃなければ他もすべて報告すればいいでしょ。潰しに行くわけじゃないから。」
「じゃあ、場所を補足後、その場所にある程度近づいて、本当にそこが盗賊の住処で実際に使われているか調べる、その後報告する感じになるかな。」
「じゃあ、そういう計画で。この依頼を受けることにしまーす。」
と受付に渡す。受付嬢も手慣れたもので
「確認しました。では、お気をつけて。」
とランディとスレイマを送り出した。
その日のうちに、その森の入り口にたどり着き、その日はそこで、野営することにした。
「見張りはいるかな?スレイマ」
「いらないよ、ランディ。“空間”でこの付近500メートルに結界と監視網を張っておくからいつでも侵入者は入った瞬間補足できるから。もっと言えば、その場で拘束することもできるよ。」
「じゃあ異常があれば起きれるね。」
そういって、ランディとスレイマは寝た。




