第5話 世界間の連携
*リーナレック
ランディたちが、トラスと合流し、三沢、ドル、ザックの3名を捕獲していたころ、リーナレックは、ランディから頼まれた3つのことを達成するために奔走していた。まずは、世界間物品転送装置を使う。
「まず、一つ目は世界間物品転送装置にて、ディーラム・ストロディアに連絡を取ることか。問題はあっちが通信機能に気づいて受け取ってくれるかなんだよあ。まあ、やってみようか。通信機能起動。」
『通信機能起動。通信機能起動。ペア機械、探索。補足しました。接続します。』
無機質な機械音声が響く。
「なんか、普通にハイテクだな。」
『接続完了しました。カメラを起動します。』
すると、こちら側に二画面が映る。一つには、ディーラム自身の顔。もう一つには、こちらを困惑したような表情でのぞき込む4名が映った。
「ディーラム様、こちらに不審な機械が…。?誰だ、この人は?」
「ディーラム、ふむ、無事につながったようだね。初めまして、ディーラム殿、私は、異世界でのストロディアを統括しているリーナレック・ストロディアと申します。以後、お見知りおきを。」
「ふむ、そうか。では、ランディとスレイマは今、どうしている?」
「帝国内における死の荒野殲滅作戦を取り仕切っている。それで、こちらの要件は、地球世界でのストロディアの、任務中の失踪者、行方不明者、転移者、とにかくあちらの世界で死亡が確認されていない者の一覧を過去から現在のものまで、具体的な期間は、あちらで4代目総裁から、現在の総裁までの記録の複製をいただきたい。」
ディーラムは少し逡巡する。確かその資料は資料室な中にあったが多岐にわたったものだったことを。
「ふむ、それは構わない。だが、その条件だと資料の数が多岐にわたる。まとめて送るまでに1週間ほどかかるがよいかね?」
「ええ、構いません。世界間物品転送装置の使い方は分かりますか?」
「もちろん。この扉のついた穴の中に転送したいものを入れて転送ボタンを押すといったところだろう?」
「ええ、そうです。それで問題ありません。」
「ただ、先ほど言った通り、資料室にまとめて保管してあるので、探すのと複製するので移週間かかる。遅れる場合は、連絡しよう。」
「ありがとうございます、では。」
『接続を解除します。』
「聞いていた通りだ。メイラ、レイル、それからラクス資料室の資料をすべて洗い出し、指定された期間の一覧の複製を作れ。」
「「「了解しました。」」」




