表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転移の賊  作者: 旅人流儀
2章 抗争と粛清と壊滅
39/46

第1話 新たなる任務と帝国内の情勢

*ランディ・スレイマ

 秘密結社ストロディアのサーレイド王国拠点にて、ちょうど、ランディとスレイマが、リーナレックから指令を受けるというときに、その事件はリーナレックに伝わった。


「では、ランディ、それからスレイマ、君たちに今回の帝国における死の荒野の殲滅を任せ、」

「ご報告します!!帝国に潜入している“魔眼”トラス・ファイリからの緊急の報告です。死の荒野の帝国第29拠点を外から監視していたところ、突然、その拠点と1キロメートル離れた帝国第8拠点が突如、爆発後、火災が起こり、その建物内に唯一残っていた、マストという者の死亡が確認されたとのことです。身元の確認は、死体の傍に落ちていた死の荒野の身分証で、すでに確認が取れています。なお、この事態は、2時間前の出来事で今は火災は、鎮火済みということです。また、マストという男の死体を確認したところ、頭は貫通しており、そのそばに銃弾が落ちていたということです。何者かによる狙撃の可能性が高いとトラスは、結論付けております。また、この火災及び爆発での死人は出ていないということです。」


 その報告をリーナレックは聞き、そっと目を伏せる。


「ザック・メクトか。千里の異能力を持つ彼なら、超遠距離からの狙撃も難しいものではない、か。しかし、自身の仲間までおとりとして殺すとは。まあ、そういうわけだ。ランディ、スレイマ、君たちは早急に帝国へと向かってくれ。そして、トラス・ファイリと合流せよ。何か必要なものはあるかね?可能な限り準備しよう。」


 ランディはその問いに、遠慮なく必要なものを述べていく。


「三つあります。まず、今すぐでなくてもいいので世界間物品転送装置にて、ディーラム・ストロディアに連絡を取ってください。あれには、相互通信機能が付いてます。使い方は、白牢核に空間の異能力であちらにつなげるように念じてください。次に、連絡が取れたら、今までの地球世界でのストロディアの、任務中の失踪者、行方不明者、転移者、とにかくあちらの世界で死亡が確認されていない者の一覧を過去から現在のものまで、具体的な期間は、あちらで4代目総裁から、現在の総裁までの記録の複製が欲しいです。最後に、これは転送石です。これは青の半径3センチの球の物ですが、私が持っているものはそれと同じ形状の赤いものです。この色のペアでしかやり取りできない、同世界用の転送石です。使用するときは、送る物品を一つにまとめて、その荷物の上でこの石を一つ割ってください。私の手元に届きますので。」


 納得した顔でうなづくリーナレック。だが、苦言を呈さずにはいられなかった。


「君が言ったものはすべて用意するとしよう。…だが、君はもう少し遠慮というものを、覚えた方がいい。一つ目と三つ目はともかく、二つ目はだいぶ時間がかかるぞ?」

「問題ありません。あちらについてからすぐに、死の荒野を潰しに行くのは難しいですから。できれば、一ヶ月以内にお願いします。」

「それだけ期間があるのであれば問題ない。ちなみに、この任務、どれぐらいで済むとみている?」


 ランディはその問いに、少し考えながら、こう答えた。


「いきなり、直接的なぶつかり合いになるのなら、3ヶ月、これが最低です。水面下でとなると最低でも半年、長くて1年間ですね。」


 リーナレックは、まるで、自身と同じ答えをランディが導き出すとは思っていなかったのか、かなり驚いた表情を浮かべていた。


「まさか、君と同じ結論になるとはね。」

「私たちも予想してませんでしたよ。」

 

 そういって、ランディとスレイマは帝国へと向かった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ