表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転移の賊  作者: 旅人流儀
1章 転移と戦争
15/46

第15話 作戦会議

*ランディ・スレイマ

 入る人間を制限した少数での会議が終わり、その段階でフェステル帝国からサーレイド王国は宣戦布告を受け、一月後に戦争へと突入することになった。その結果、王国の全貴族が召集されることとなり御前会議が開かれる運びとなった。王国の全貴族は、少数での会議が終わった後、一週間で全員が王都へ召集され、そのうちにランディの新武装、S()S()()()()の生命進化銃シュレピタルは完成していた。もちろんその御前会議では、少人数での会議で決まったことも伝えることとなった。…ランディがS()S()()()()の武器を作れるということと秘密結社ストロディアの総戦力情報を除いて。

 そういった状況の中で、御前会議は始まった。ざわざわと辺りが全貴族が集まったことでざわつく。そんな空気の中でも、欲深い貴族は己の横のつながりである、情報網を使い敵対貴族の情報を集めたり、自らの利益になるような方向へとこの会議が動いていくように策を張り巡らせてたりもした。この会議が始まる前までは。

「皆様、静粛に願います!」

 この御前会議の司会を務めるのはサーレイド王国騎士団団長のエレッタ・トーランスである。

さすがに、王国騎士団長の号令が効いたのか、ざわついていた貴族もおとなしくなった。

「始めてもよろしいですか?陛下。」

「うむ。始めよ。」

 国王の了承を取り、御前会議を始めるエレッタ。

「では、皆さま。まずは、サーレイド王国が現在置かれている状況について説明させていただきます。

 まず、王国の北に最近発生したダンジョン。これがすべての始まりです。このダンジョンは、最近発生したものではなく、すでに発生してから一ヶ月以上経過しておりました。」

 エレッタはここで言葉を切る。

「そのダンジョンは、武器を生み出すダンジョンですかな。」

 エレッタの予想通り、口をはさむ貴族が現れた。フェイラース・テリー侯爵だ。この男は、一見間抜けそうに見えるが、実はかなりの切れ者で、王国を幾度となく救ってきた。相手は、ダンジョン、魔物、国、如何なる時でも王国を救い、その利益になるように動いてきた。だから、もし彼が、フェステルに寝返った場合、ほかの貴族も今までの成果で味方につける恐れがあり、王族やその周りでは、味方であるうちは、安全だが、その分、敵に回すと王国の全貴族及び民衆がすべて的に回るといっても過言ではない。それほどまでに、周りから警戒されている。だからこそ、エレッタも慎重に言葉を選ぶ。

「ええ、そうです。」

「ということは、フェステル帝国が宣戦布告をしてきたこのタイミングで、御前会議ということは、詰まるところ今回の議題はその対策ですかな?フェステルは帝国の装備は最低でどのランクまで、上がっているのです?」

「ええ、そうです。フェステル帝国の騎士は、ダンジョンに残っていたものは最低でも武器ランクが全員Dランクです。」

「でもその対策はもう取れているのでしょう?サーレイドの最低でも今のところ、Eランク。その装備のままDランクに勝てる勝算があるから、王国を守ろうとしているのでは?」

 エレッタは素直に、称賛する。この会議の趣旨を理解し、その趣旨の裏までこの短時間で読み取る男。

 エレッタは、国王へと視線を向ける。国王は何も言わずにうなづいた。そのやりとりを見て、同席していたリーナレックは発言する。

「この戦争には、秘密結社ストロディアが協力することになっている。」

 そして、爆弾発言を投下した。

「あなた方の武器ランクは、そのまま2ランク上昇します。S()()()()煌鍠の守り手という武器によって。」

 そして、王城は驚愕に包まれた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ