第三話 あかなめ
垢嘗は風呂場に現れるという怪異です。
古びた風呂屋や荒れた屋敷に棲み人が寝静まった夜に侵入して、風呂場や風呂桶などに付着した垢を長い舌で嘗めるとされています。
垢を嘗める以外には何もしませんが、人々はこいつが現れるだけでも気持ち悪く感じるので、垢嘗が風呂場に来ないよう、普段から風呂場や風呂桶を綺麗に洗い、垢を溜めないように心がけていたそうです。
垢嘗の正体を見た者はいませんが、名前の「垢」からの連想で赤い顔、または全身が赤いとも言われてます。
また、「垢」には心の穢れや煩悩、余分なものという意味もあることから、風呂を清潔にしておくというだけではなく、穢れを身に溜めこんではいけないという教訓も含まれているとの説もあるそうです(困った時のウィキペディアより)。
上記から察するに、垢嘗の正体とはヤンデレ気質な人なのではないでしょうか?
誰誰が入った風呂……誰誰の使ったお湯、タマらない……ハアハア(*´Д`)
最後にこの怪異をファンタジー風に美少女化するとこうなります。
「ああ、私の愛しい人♪
貴方様が入ったお風呂……それだけで私、丼3杯はイケちゃいそう☆」
(風呂後に掃除に入ろうとしたら、ヤンデレのレッドキャップが致してた)