表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
灰になった世界で  作者: 椎名吟恭平
7/8

少女が見たもの。

巨大な施設内にて、大勢の人間が手錠に鎖を繋がれ順番に中心部に移動させられている。

人々の眼に輝きはなく、まるで機械の様に表情一つ変えない。

たった一人を除いて。


たった一人の少女の表情は、

苦虫を嚙み潰したような表情で大人達を睨みつけている。

暫く少女が列に並びながら歩いていると

見慣れた広場で無数の大人達が、列に並ばされ

中心部には多くの兵士と真っ黒の小洒落たスーツを

着こなす一人の男がいる。

少女は、以前物知り爺さんから聞いた外の世界のリーダー。

そしてこの施設の管理者の話を聞いたのを思い出した。


スーツの男は、一人の兵士の通達を聞くや否や

笑みを浮かべた。


それから数分後。

施設中の住民全員が集まったのを確認し

スーツの男が、拍手をし住民達の目線を集めた。


「蝉の民よ。お勤めご苦労様。」

スーツの男が拍手を止めると同時に多くの兵士が、

自分達に向け銃口を向ける。


少女は俯き自分の人生を振り返った。

この施設で育った思い出。

ある少年と語った夢の話。

そして彼がここから旅立ったあの日。


まだ死にたくない。

そう思った瞬間沢山の銃声が施設中に鳴り響いた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ