バットエンド編
登場人物
椛蔵 杏音(17)「主人公」「いじめの対象」
碧矢 翔太(17)「主人公が好き」「いじめに気づいていない」
その他モブ「いじめる側」
A「ねぇあの子の噂知ってる?」?
杏「………」
B「え?なになに教えて?」
A「あの子に内緒だよ?」
杏「………」
A「ヒソヒソ」
B「まじて?キモwww他の子にも教えてあげよw」
さっきまで私の悪口を言っていた子が私の隣をすれ違いざまに私を見て「お前もう終わりだよw」とでも言いたいような顔をして通り過ぎていった
いつからだっけ
友達にも裏切られて………………………
注意 この小説には「いじめ」の要素が含まれています、気分を害す可能性があります
それでも「大丈夫だ問題ない」という方だけお進みくださいませー
登場人物
椛蔵 杏音(17)「主人公」「いじめの対象」
碧矢 翔太(17)「主人公が好き」「いじめに気づいていない」
その他モブ「いじめる側」
A「ねぇあの子の噂知ってる?」?
杏「………」
B「え?なになに教えて?」
A「あの子に内緒だよ?」
杏「………」
A「ヒソヒソ」
B「まじて?キモwww他の子にも教えてあげよw」
さっきまで私の悪口を言っていた子が私の隣をすれ違いざまに私を見て「お前もう終わりだよw」とでも言いたいような顔をして通り過ぎていった
いつからだっけ
友達にも裏切られて、学校で完全に孤立してしまった
家ではお父さんとお母さんは毎日喧嘩している
ある日二人のイライラは私に飛んでくるようになった
父「なぁなんで俺らは毎日喧嘩してんのにお前はそんなに毎日楽しそうなんだよ?」
杏(違うそんn)
ゴスっ
鈍い音が頭に響く
頬をつたる生暖かい感覚
父「なんだその目?何様だお前!!!」
ゴスっガン!
視界が白く染まっていく
すっ
父が何か棒のようなものを私にめがけて振ってきた
私死ぬのかなぁ
ガン!
意識が完全になくなった、どれだけ眠っていたのだろう、私は死んだのかな?
でも、死んだ方が楽かも………
暗闇の中に昔仲よかった友達、私をテーマパークに連れてってくれた両親の笑顔の姿が映し出された
C「高校に行っても元気でね!私たちずっと友達だから!!」
ずっと友達?
母「貴方は私たちの宝物よ!」
父「ニコニコ」
宝物?
じゃあなんで誰も助けてくれないの?
目から涙がこぼれ落ちた
「誰か私を殺して」
目が覚めた私の部屋の中だ
ズキンっ!
杏「っつ」
痛い、昨日殴られたからかな、やっぱり夢じゃないのか。
今日は学校休もう
学校 「翔太目線」
翔「今日あの子来てないな………」
明日は来るかな、会いたいな
B「ねぇ翔太君」
翔「んっ?どうした?」
Bちょっと話があるんだけどいいかなぁ?」
翔「別にいいけど、どうしたんだ」
B「私ね、実は翔太君の事好きだったのだから………」
………え?
B「付き合って欲しいなぁ」
………
翔「ごめん」
B「え?」
翔「俺好きな人いるんだ、だからごめん」
B「あーそっか、じゃあ仕方ないね、ごめんね」
翔「うん、気持ち嬉しいよ、ありがと」
B「私用事思い出したから先帰るね、バイバイ」
翔「うん」
たったったっ
あの子が走って行った
「俺も、そろそろ帰ろうかな」
モブ「あ、翔太じゃん!まだ帰ってないの?」
翔「うんさっき色々あって」
モブ「ニヤニヤお前あの子に告られたんだろw」
翔「うん」
モブ「で、返事なんて返したよ!」
翔「ごめんなさいって言った」
モブ「えーなんでよ!結構可愛かったじゃん、それとも何?他に好きな人できたかい?」
翔「うんそんな感じ」
モブ「おいおい誰だよおしえろよーw」
翔「やだね、ほらだべってないで帰るぞ」
モブ「なんだよ連れねぇーなー、っておいちょっと待てよー!」
んっ?さっきの子だ
A「どうだったよw」
B「振られた」
A「どんまい、次の男探せばいいっしょw」
B「全くひとごとみたいに………まぁそうね別にそこまであいつのこと好きじゃないしw」
………はっ?
A「B子あんたにいいこと教えてやるよ」
B「何?」
A「翔太ってやつ杏音が好きらしいよw」
B「うそっw私あんな奴に負けたの?w」
A「どうする?w」
B「今度あいつにトイレ呼び出してトイレの床舐めてもらおwww」
A「いいねぇそれwきっと間抜けな姿なんだろうなw」
………
A「てかあいつ今日学校来なかったなw」
B「あんな悪口程度で学校来なくなるんだったら、今度は自殺するんじゃね?」
はっはっはっはっ
………………………
学校にて杏音目線
死ね
グズ
ゴミ
生きる資格無し
私の机にはそんな言葉がずっしり書いてあった
みんな知らんプリ
優しい言葉なんて無かった
でもそれが普通
みんないじめられたくないから
家にて 杏音目線
あの日以来私は学校へ行っていない
家でも、学校でも居場所がない私はいったい・・・
お願い
誰か教えて
私の
私の居場所は「何処」
気づいたら私はアパートのベランダに立っていた
「風が冷たい・・・」
「この冷たさも死んだら感じなくなるのかな・・・」
「でも、そんなことどうでもいいや」
――すぅ――
ドサッ
病医院にて 杏音目線
ピッピッピッピ・・・
?
ここは?
私は死んだはず
体を起こそうとする
ズキン!
「いっ!」
肩に激痛が走る
痛い・・・
死にたいのに
シネナイ
Bad end