全ての始まりの始まり 前編
夜の人気のない倉庫の近くでパシュっと腑抜けた音が鳴る。そしてその音とともに極悪人の命が奪われた。
1960年代 アメリカ合衆国 ニューヨーク州
「用件を聞こうか」高層ビルの最上階の一室に低い声が響いた。
「はい、あなたにはニューヨーク一のマフィアのボス、『ジョン・カルロッテ』を殺してほしい、無論、証拠を残さずに!」
余程の恨みがあるのか、かなり必死に訴えてくる。
「報酬は前払いで6000000$、やってくれますか?Mr.ロン・スミス!」
俺は報酬の額と話し方で大体を理解した、そしてこう答えた。
「分かった、その依頼、引き受けよう」低い声でそう答えた。
ジョン・カルロッテ、ニューヨーク最大のマフィア『crazys』のボスにしてアメリカ合衆国最悪の男
「さーて、どうやって殺るか」
とりあえず俺はとりあえずそいつ(ジョン・カルロッテ)のいるどでかい豪邸に行くことにした。
手下になって殺す機会を得よう、そう思って来たんだが、まー豪華な家で、門には見るからにおっかない人がライフルを持って立っていた。
「うわ、こっわ、しょーじき言ってなめてた」
依頼を受けて3日未だに潜入をする覚悟ができない、だって仕方ないじゃん!俺殺し屋の仕事なんてこれが初めてなんだもん!なんか初めてなのにそれっぽい雰囲気で話してたらこうなちゃったやべーよどうしよう。
よし、今から行こう、よし、行くぞ、行くぞ、俺は行く、よし、行くぞ、
「あのーすいません」 その時怖い顔の男が「あ、?なんだよ兄ちゃんここはおめーみたいな青二才の来る場所じゃねえ」
「あ、?なめてんのかてめえ」おっといけないつい癖が。てか何で俺こんな癖あんのに怖がってたんだろ
「じゃなくて、俺を仲間にしてくれませんか?」うん、多分もうムリだ、諦めよう
「あ、?仲間に入りたいのか?なら試験を受けてもらおうか」
まじかよおい、こいつらほんとに門番?多分てか絶対体はすごいけど頭は残念なやつだ。
てか試験ってなに、俺聞いてないてかなんで俺潜入して殺そうとしてんの?まあいいや
「試験?」俺は話を戻す。
「ああ、具体的には」
後編へ続く