憤怒のcold play
キャストプロフィール(2)
名前 cold play
属性 憤怒
ターコイズブルーの塗装が施された土偶のキャスト。
その正体はゲストである来栖美来の女性性の死のメタファー。他のキャストとは異なり、生霊のような存在である。
美来は自分の足がコンプレックスであり、足が太いと吹聴しているが、カヲリいわく、かなりの美脚。
幸彦も彼女の美脚を褒めており、美来も幸彦以外に足を見せないようにロングスカートを着用している。
しかし、美来は幸彦に女性として扱われることに内心苦痛を感じており、そのストレスがキャストの姿に表れている。
Cold playという名前は、ニーナがつけた。愛情が冷めていながらも、執着するしかない関係を皮肉るネーミングとなっている。
Cold play本体に意思はなく、美来のストレスの変動に合わせ、出現する。高温に自然と引き寄せられるため、戦略も存在しない。
能力としては表面が極度の低温状態にあることで熱伝導を行い、周囲の熱を奪う。内部の空洞に溜めた熱は一定の周期で本体が自壊し、発散。
高温の蒸気の噴射に加え自壊する際、籠った熱を含んだ本体のパーツが散弾銃のように散らばるため、回避も困難な仕様となっている。
質量を持たず、あらゆる物体をすり抜ける。
唯一、実体化するのは自壊の時に限られ、菊一文字則宗や、時間融資による遅延が反映されるようになる。
自壊しても数分で再構築が終了し、さらに巨大化する。溜めることのできる熱は容器の大きさに比例するため、自壊するたびに高温の熱を噴射するようになる。
ハクアと対峙した初登場時は、大きさがまだ小さく、蒸気も弱かった。
二度目の戦いでは、カヲリを気づかったハクアに肉薄し、体温を急激に奪うことに成功する。
その後、校庭に逃げていたカヲリ=ムシューダとせっちんクローンたちに、高温のスコールを降らせ致命傷を負わせるも、カヲリが囮になることで則宗の結界に誘い出される。
最期は則宗の刀身と化したクローン二号を振るう一号に、稼働部と熱を密閉するための再構築機能を奪われ、無力化した。
せっちんクローンはcold playとの戦い方を知っており、無敵のキャストと評している。
理由としては空蝉編に至るまでに、せっちん本体がCold playと戦った世界が存在するため。
その世界では、幸彦が陽菜との関係に前向きであり、ニーナ、ナノもそれを後押ししようとしていた。
陽菜をかけて伊藤と戦った幸彦は、せっちんと共にハクアを撃破し勝利を収める。
全ては上手くいくかに思われたが、そこにcold playが乱入し、陽菜が死亡。ニーナ、ナノも消滅する。
怒れる幸彦とせっちんは、則宗にCold playを封じ込めるが、直後にせっちんが自爆(せっちん! 覚え書き 菊一文字則宗の項を参照)。幸彦も死亡した。
美来の恐るべき執念が具現化したキャストである。
守護者時には、ハート型土偶に変化するが、幸彦への執着から解き放たれ、かつての能力は失われている。
体力- 敏捷性- 腕力- 賢さ- 特殊s 運-