ニーナは馬鹿だから
今回のテーマは、美人双子姉妹、ニーナとナノの話。というか、ほとんどニーナ。
最初の頃は、強かったのにいつの間にかナノに顎でこき使われるようになったニーナ。
ニーナは馬鹿だからと決めつけられてカワイソス。
でもこの情報格差が作者にとって都合が良くて、「ニーナは馬鹿だから戦略」が成り立つのです。
一
役に立つ馬鹿
噛ませ犬、お色気、ボケツッコミ、気弱な妹キャラと、ハクア並に使い勝手の良いキャラ、ニーナ。ファッションがめんどくさいのが、最大の欠点。
それを補って余りあるのが、馬鹿という利点です。
本物の支配者に会ったことがあるのは、ナノだけ。何故双子なのに、ニーナは勘違いをしていたのか。
ここで馬鹿だからと言えたら楽なのですが、そうも言えない。
仮説としては、支配者がナノしか信用しておらず、他のキャストはどうでもよかった。
ナノは、何故キャストに自我があるのか疑問を持ちます。そんなこと考えるの、ナノだけだよ、とニーナは馬鹿を発揮します。
ハクアも似たことを悩んでいるわけですが、その差によって澪標編での立場に違いが出てしまうのです。
せっちん、ナノ、ハクアと、立場上は平等なのですが、やはり支配者は自分の意に染まる人形の方が好みなのかもしれません。
そう考えると、ニーナかしこい? のかな。
二
勘違いしてるから間違えても大丈夫。
菊と刀編において、ニーナは旧校舎にキャストは入れないと思っているのですが、実は入ることは可能です。空蝉編でも、ハクアや、憤怒が侵入していました。
作者の都合も含まれますので、正直突っ込まれても文句は言えないのですが、整理するのは悪くないでしょう。
一番は、虎を中に侵入させないこと。
暴食の能力は澪標編で全て明らかになるのですが、チート級の性能です。
もし、ここで薫子と組んだら、双子を簡単にボコれました。
伊藤とは、恐らくいい勝負。ここで決着させたくなかったですし、確実にバランスが崩壊していたと考え、お留守番させました。これは完全に作者の都合ですね。
則宗で斬ったキャストは復活するのと、薫子の成長を表したくて虎は顔見せ程度の登場となりました。
せっちんのプレミア感
せっちんが何故特別なのかという点については言及しないのですが、旧校舎はせっちんにとっては特別な場所です。ここから生まれるために、彼女は来ました。
生まれるために生まれるというのも、変な感じですが、あまり語るのも野暮なので、このくらいで。
旧校舎の役割は、その都度変わるのでこれが正解だよというのは、明言しないことにします。考えてなかったり、わからないこともありますが、ご容赦下さい。
ニーナは馬鹿だからで結構片付く問題が多いですね。
双子はわざとわかりやすい名前にしたので、ミスリードに引っかかる人も出たでしょうし、ニーナ様々です。