暴食のクロ
時間を司る暴食の業を宿したキャスト。
名前の由来は、薫子が子供の頃に餌をやっていた野良猫。
基本的には黒色の毛皮に、所々金の縞が走る虎の姿をしており、自由にサイズを変えることもできる。
薫子は自分の父親の現し身だと信じていたが、クロは否定している。
性格は、ニヒルでツンデレ。薫子を誰より愛情深く見守る。
好物は、こんにゃく。少年ジャンプを愛読している。
形態と能力が刻々と変化する唯一のキャスト。変化すると以前の形態の能力は使えなくなる。
レベル1 lower beast
黒く濁った澱のようなキャスト。獣のような形態を取るが不定形で分裂もする。薫子の負の感情が、せっちんといることで具現化したもの。目に付いた全てを殺戮しようとする。
レベル1 パラメーター
体力A 敏捷性S 腕力AAA賢さF 特殊E 運D
レベル2 時間どろぼう
則宗により封じられ、解放された際に一段階成長した姿。威風たる虎の姿が顕在化。言語を話さず、檻を脱走して気まぐれに行動するように見えるが、体を張ったカヲリに力を貸すなど、情緒にも成長が見られた。
能力、時間どろぼうは、鳴き声を聞いた対象を別の時空に飛ばすことができる。一定時間すると、元の時空に戻る。
レベル2パラメーター
体力B 敏捷性B腕力C賢さC 特殊A++
運A
レベル3 時間融資
言語を操り、高い知性を発揮するようになる。
能力、時間融資は、時を止めているのではなく、薫子が他者より多くの時間を得ていることで、周りの時間を追い越している。加速に近い。時間を貸与された薫子は加齢するが、利子を含めた貸与分をクロに回収されるため、かえって若返りの効果がある。
もちろん使い過ぎれば、体内の時間を奪われ、存在自体が消滅することもあり得た。
時間融資に限り、基本的に能力の発動には融資をするか否かを訊ね、ゲストが合意しないと発動しないが有事の際はクロの判断で融資を行うこともある。
レベル3パラメーター
体力C 敏捷性D 腕力E 賢さA 特殊S 運B
レベル4 Alternative beast
クロの死後に発動する能力。時空時差調整装置。
薫子の流れている時間を別の時空の時間に合わせる。
例をあげると、薫子が致命傷を負った場合、無傷の状態の時間に合わせて、ダメージ自体をなかったことにしてしまう。
体力−敏捷性−腕力−賢さ−特殊 −運−