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透く花の色は  作者: 白鈴 すい
第八話 ローズマリーが奏でる音
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コウタとソウタ

「こんにちは~☆ 君が中条奏太くん?」

「あ、はい」

「俺の名前は椎名虹太です! 君がソウタくんで俺がコウタだから、なんだか名前が似てるね。今日はよろしく~」

「よろしくお願いします」


 後日、指定された公園で虹太は少年と落ち合った。

 彼の名前は、中条奏太。

 この春に小学六年生になったばかりの大人しそうな少年だ。


「奏太くん、どうかしたー? 俺の顔じっと見て……」


 出会った瞬間から、奏太は虹太の顔をじっと見ていた。

 さすがの虹太も気になるようだ。


「あ、いえ。椎名さんの顔を見たことあるような気がして、どこだったかなと思って」

「登下校の時とかに見かけたんじゃない? 奏太くんの学校、この近くでしょ?」

「はい、そうです」

「俺、この辺よくふらふらしてるからさ~」

「……なんか、全然別のところで見たような気がするんです」

「う~ん、なんだろうね? 俺もわかんないし、思い出したら教えてよ」

「わかりました」

「じゃあ、早速だけど行こ~。ゲーセンに行ったことがないって聞いたから行こうと思うんだけど、そこで大丈夫?」

「はい、大丈夫です」

「ではでは、レッツゴー☆」


 こうして二人は、シュッピングモール内にあるゲームセンターへと向かったのだった。

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