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透く花の色は  作者: 白鈴 すい
第四十七話
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俺がいっちばん好きな任務☆

 心ちゃんが戻ってきて、屋敷が落ち着いてきたある日のことだった。

 久しぶりに、一色隊の全員が参加する任務があるらしいんだ。

 みんなを集めた透花さんが、一人一人に資料を配っていく。

 それを読んで、俺はホッとして息を吐いた。


(やった~。パーティー任務じゃん!)


 今回は、とあるパーティーに参加して、そこの治安を守るのが仕事みたいだ。

 この間みたいな爆発騒ぎなんて、そう何回も起きないよね……?

 俺には、柊平さんと蒼一朗さんみたいに戦うことはできない。

 かといって、湊人くんとりっくんみたいな後方支援もできないからさ~。

 まあ、ぶっちゃけ安全な任務がいいんだよね☆

 パーティーなら、子どもの頃からいろいろ参加してるから慣れてるし!

 透花さんのエスコートだって任されちゃうんだから♪


「資料を読んでもらえれば分かる通り、今回はとあるパーティーの護衛につきます。かなり大規模なもので、高名な方もたくさんいらっしゃるみたいだよ。年末年始の爆発事件のことも踏まえて、警備はかなり厳重にするって。そこに、私たちも加わります。とりあえず資料を読んでみて、質問があれば何でも聞いてね」


 俺は、その資料を少しずつ読み進めていく。

 今回も、軍服じゃなくてスーツでの任務か~。

 特に決められた配置はなくて、基本的には自由にしていいんだ。

 透花さんのエスコートは、毎度恒例の俺だね~☆

 この間は途中で柊平さんにバトンタッチしたから、張り切っちゃうぞ♪

 みんなが資料を読み終わっても、特に質問は出なかった。


「じゃあ、今日は解散で。気になることが出てきたら、いつでも聞いてください」


 解散の言葉を聞くと、みんなはリビングを出て行く。

 透花さんが湊人くんに声をかけるのを見ながら、俺も部屋に戻ったんだ。

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