表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
透く花の色は  作者: 白鈴 すい
第四十六話
596/780

お迎えに行こう!

「「「「「「(学童クラブへの迎え?)」」」」」」

「うん」


 それは、とある冬の日の夕食のことだった。

 ダイニングには隊員全員と透花、そして大和と美海、ぱかおの十一人と一匹が揃っている。


「最近、クラブの近くで変質者が出たらしいんだ。だから、保護者には出来るだけ迎えに来るようにしてほしいって連絡があったんだよ」

「でも、僕たち毎日は行けないから……」

「そこで、みんなで交替しながら行ったらどうかなって思って。私から、蒼一朗さんと心くんに提案させてもらったんだ。みんな、やってもらえるかな?」


 透花は、柔らかな表情を浮かべる。


「……かしこまりました」

「りょーかい! まっかせて~☆」

「はい。僕がお役に立てるなら、是非」

「透花さんのお願いなら仕方ないね」

「もちろんっす! 人助けは素晴らしいことっすよ!」

「……わかった」

(オレも!? オレも行けるのか!?)


 透花の呼びかけに、皆は良い返事をしてくれた。


「みんな、ありがとう。じゃあ決まりで! 大和くん、美海ちゃん、明日からはみんなが交替で迎えに行くから待っていてね」


 いつもは二人の暗い帰り道も、明日からは違う。

 そう考えるだけで大和と美海は嬉しくなり、自然と明るい表情になるのだった――――――――――。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ