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透く花の色は  作者: 白鈴 すい
第四十五話
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六年ぶりの再会

(これは、土……? みんな、裸足だ……)


 お父さんの国は、とても不思議な雰囲気だった。

 建物は土でできてるし、みんな裸足だし……。

 僕みたいな洋服を着てる人は、一人もいない。

 民族衣装っていうのかな……?

 男の人も女の人も、似たような服を着てる。

 リヒトさんは洋服を着てたからわからなかったけど、これが普通なんだろうな……。

 ……だから、洋服を着てる僕はすごく目立つみたいだ。

 さっきから、みんな僕のことを見てる……。

 王都で暮らし始めてからは、こんな風に人に見られるなんてなかったから……。

 みんなの視線が怖くて、僕は下を向いてしまった。


「シン様、あそこがお父様の暮らす王宮ですよ」


 リヒトさんに促されて、僕は前を見てみる。

 そこには、とても立派なお城があった。

 茶色いけど、レンガか何かでできてるのかな……?


「心!」

「お、とうさん……」


 お城に近付くと、門が開く。

 そこから出てきたのは、六年ぶりに会ったお父さんだったんだ……。

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