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透く花の色は  作者: 白鈴 すい
第六話 ヒルガオが見た兄弟のかたち
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くまとたこさんの応援

 無事に午前の競技が終了し、お昼休憩の時間になった。


「大和くんのリクエスト、ちゃんと作ってきましたからね」


 晴久はそう言いながら、笑顔で重箱を取り出す。

 蓋を開けるとそこには、くまの顔になっている稲荷寿司、鉢巻を巻いているたこさんウインナー、その他にも色とりどりの美味しそうなおかずがたくさん並んでいた。

 大和は、とても感動しているようだ。

 “はるひさおにいちゃん、ありがとう”と書いたメモ帳を、にこにこしながら見せる。

 食べるのが勿体ないようでしばらく見ていたのだが、蒼一朗に促されてようやく食べはじめた。


「大和、この競技、後で一緒に出ような。そのために今はたくさん食っとけよ」


 蒼一朗が、プログラムを見せながら言う。

 その指は、大和が今日一番出場したい競技を指していた。

 大和は大きく頷くと、嬉しそうに稲荷寿司を頬張った。

 午後の競技がはじまるまで、もう少し――――――――――。

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