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透く花の色は  作者: 白鈴 すい
第四十二話
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贈り物の正体は……?

 照明が消えたといっても、部屋が暗闇になったわけではない。

 テーブルの上で、クリスマスキャンドルの火が揺らめいているからだ。

 その証拠に心は黙々とケーキを食べ進めているし、皆もそれほど動揺していない。


「急にどうしたのかな?」

「……ブレーカーが落ちたのでしょうか。私が見てきます」


 透花の問い掛けに、柊平が答え席を立とうとする。


「あれ? こんなとこに、こんなのありましたっけ?」


 その行動は、颯の一言によって止められた。

 彼の視線の先には、小さな箱が置いてある。

 大きさやラッピングから見て、プレゼントだろうか。


「さっきまで、ここには何もなかったと思うんすけど……」


 そう言うと颯は、ためらいもなく箱の蓋を開けた。


「……不審な物を、軽々しく開けるな」

「柊平さん、すんません! 俺、どうしても気になっちゃって! って、わあああああ!!」

「「「「「「「「………………………………!!」」」」」」」」


 皆は、一斉に身構える。

 颯の開けた箱から、白い何かが大量に舞い散ったからだった――――――――――。

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