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透く花の色は  作者: 白鈴 すい
第六話 ヒルガオが見た兄弟のかたち
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晴れた空に飛び散る焼きそば

 あっという間に、地域運動会当日になった。

 気持ちいいくらいの晴天のため、会場となった運動公園は例年よりも多くの人でごった返している。

 今回は、開催される地域を六つの区画に分け、チームが編成される。

 黄・緑・紫・赤・白・青の六つのうち、蒼一朗たちの区画は白組に振り分けられた。

 今日はこのチームで、優勝を目指すのだ。






 蒼一朗と、隼輔の兄である恵輔の勝負は、最終種目のリレーで行うことになった。

 大和と隼輔が話し合い、自分たちで決めたのだ。

 それまで時間があるので、各々が出たい競技に出ることにした。






 プログラムナンバー1、徒競争。


「お前、相変わらず足速いなー。短距離なら俺より速いんじゃねーの?」

「いやいや、俺なんて全然っす! リーチが違うから敵いませんよ!」


 高校生の部、一位、緒方颯。

 元々運動神経のよい颯は、断トツの一位だった。






 プログラムナンバー4、パン食い競争。


「心、わざわざ食べにくいパン選ぶことないだろ……」

「……でも、これが食べたかったから」


 男性の部、三位、結城心。

 心の顔は、焼きそばにまみれている。

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