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透く花の色は  作者: 白鈴 すい
第三十九話
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勇者ヤマトと愉快な仲間たち

 ヤマトは、みんなから話を聞きました。

 甲冑を身に纏った男はシュウヘイ、この国の姫に仕える聖騎士です。

 羽の生えた小さな少年はシン、ヤマトの昔から友達である妖精です。

 最後に、銀色のふわふわの毛を持つアルパカはぱかお。

 お腹が空いて行き倒れていたところをヤマトに助けられて以来、一緒に旅をしています。


「……僕たちは、魔王に囚われたお姫様を助けに行くところなんだよ」

「なんだ!? 覚えてないのか!?」

「……勇者様は頭を打ったんだ。記憶が混乱しているのかもしれない」


 ヤマトは足を滑らせて転んでしまい、その拍子に頭を打ち気絶していたのでした。


(ぼくが、ゆうしゃ……。おひめさまを、助けに行く……)


 そう言われると、なんとなくそんな気がしてきます。

 二人と一匹とは別のどこかで会ったことがあるような感覚や、自分の声が出ないという記憶はいつの間にかなくなっていました。

 全てに納得したヤマトは、控えめに口を開きます。


「……そうだったね。これから、どうするの?」

「魔王を倒すための武器を手に入れなければなりません」

「でも、どこにあるかは情報屋しか知らないんだぜ!」

「……その情報屋が、この先の町にいるんだって。これから、そこに行くんだよ」

「わかった。じゃあ、しゅっぱつしよう!」


 四人の未来には、どのような冒険が待ち受けているのでしょうね。

 こうして、勇者ヤマトと愉快な仲間たちの旅は始まったのでした。

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