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透く花の色は  作者: 白鈴 すい
第三十八話
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腹にたまるのは餃子か それとも不安か

「柏木くん、遅かったね」

「あー、すんません……。ロッカーの鍵を探すのに手間取っちまって」


 蒼一朗は、息を切らせて恵輔たちに追い付いた。

 部員たちと話している間に、彼らは大分先に行ってしまっていたからだ。

 部室での出来事などなかったかのように、皆と肩を並べる。


「いやー、練習の後はお腹が空くね! 今日の夕飯は何かな~」

「うちは確か、餃子だってハルが言ってたな」

「餃子……。お腹、減った……」

「おい! 心! 大丈夫か!?」

「……まずい。結城が空腹過ぎて気絶しそうだ。早く帰るぞ」


 油断すると、明日からの練習が不安でため息が出そうになる。

 それを必死で飲み込みながら、蒼一朗は皆と一緒に家路を急ぐのだった――――――――――。

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