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透く花の色は  作者: 白鈴 すい
第三十四話 羽衣草を持っていくよ
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嵐の前の

「ただいまー!!」

「………………………………!!」

「二人とも、お帰りなさい。遠足は楽しかったですか?」

「うん! とっても楽しかった! たくさんお花を見たよ! ねっ、やまとくん!」

「………………………………♪」


 大和は、『どうぶつもかわいかった!』と書いたノートを晴久に見せる。

 この日、大和と美海の二人は遠足で動植物園に行っていた。

 よっぽど楽しかったようで、満足そうな表情で帰宅したのである。


「よかったですね。ではまずは、手洗いうがいをしましょうか。病気は怖いですからね」

「はーい! やまとくん、いこっ!」

「………………………………!」


 帰宅してすぐに手洗いうがいをすることは、二人の習慣になっていた。

 そのおかげか、この屋敷に住み始めてからは風邪などをひいたことがない。

 二人は、いつも通りに手洗いうがいを済ませてから部屋へと戻っていく。

 ……この時は、まだ誰も気付いていなかった。

 見えざる敵が、二人に迫っていることに――――――――――。

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