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透く花の色は  作者: 白鈴 すい
第二話 希望を抱えたトルコキキョウ
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入隊式

 無事に入学式が終わり、夕方からは入隊式である。

 一色隊の面々は、式が催される軍本部の一室に集まっていた。

 顔色の悪い晴久に、心、虹太、颯が声をかけた。


「……大丈夫?」

「はい。薬のおかげで熱も下がったので平気ですよ。ご心配おかけしました」

「それならよかったー。でも、無理しちゃダメだよ!」

「辛かったら俺に寄りかかってもいいっすからね!」


 人の多い場所を常に避けている理玖が式に参加していることに、湊人と蒼一朗は驚きを隠せない。


「春原さんがこういう場にちゃんと参加するのって意外かも」

「……正直不本意だけど、彼女の顔に泥を塗るわけにはいかないだろう」

「へー、お前でもそんなこと思うんだな」

「……お前たち、静かにしろ。そろそろ式が始まるぞ」


 柊平の言葉のすぐ後に、壇上に人が現れる。

 入隊式の始まりだ。

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